俺の部下は男性恐怖症【文豪ストレイドッグス】

結婚式 ページ15

作者の勝手な発想で、
二人きりの旅行→新婚旅行
にしてしまいますすいません。

よって結婚式先にやります。



ーーーーーーーー


Aside




あぁ、お父さん。


私幸せです。




中原「A！」

私「！」


はっと振り返ると、白いタキシードに身を包む中原幹部がいた。


中原「待たせたな。お、庭見てたのか？」

私「はい。とっても花が綺麗でして……良い式場ですね。」

中原「ああ。……でも、手前もこれに負けないくらい綺麗だ。」

私「っ！」

花から目を離して中原幹部を見つめると、ぎゅっと暖かい感触が体を包んだ。

抱き締められたんだ。


中原「ありがとうな。A……。俺にここまでついてきてくれて。」

私「いえ、私も……こんなにも好きだと思える男性は中原幹部だけです。」

中原「……それはそうと敬語はやめないか？」

中原幹部を見ると、いつもの意地悪な表情だ。


私「は、え、あの、でもあくまで幹部の中也さんにんぅ……！」

頬に手が添えられて、私は覚悟をして目をつむると予想通りの感触。


少し触れるだけの接吻をしたあと、離れてまた抱き締められる。


中原「俺たちはもう夫婦になるんだしよ。」

私「う、……ぅん」


すると首筋に口を寄せられる。

くすぐったさに目を瞑ると


こんこんｶﾞﾁｬ


女「失礼します。そろそろお準備を……？」


ノックの瞬間離れて女の人が入ってくる。


おそらく、私も中原幹部も顔が赤い。


あ、危なかった……。


こんなに早く動いたのは間違えて羅生門に追いかけられた時ぐらいだ。←


中原「ったく、全身白の手前の肌に赤い痕つけてやろうと思ったのによ……。(ボソッ」






その後、無事式を終えた。

式には尾崎幹部をはじめ、首領まで参加してくださった。

食事を楽しむ皆を見ながら幸せを噛みしめる。


お父さん、私幸せです。

あなたを殺したポートマフィアの中で。

あのとき、太宰さんが私を引き取らなければこんな幸せを掴むことはなかった。

今だから言えるけれど、人生の私の谷は太宰さんであり、山も太宰さんなんだろうな。

これからどんどん谷もあり山もある。

でも越えていきます。



中原「A、こっち向けよ。」


この人となら。きっと


中也さんは私に小さく口付けた。



↓その後



中原「悪かったって……。」

私「お酒によったからって人前で口付けるのはやめてくださいっ！！」

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