俺の部下は男性恐怖症【文豪ストレイドッグス】

出張3 ページ31

中原中也side




辛い、辛いと過ごした一週間は地獄そのものだった。


幸せだったのは仕事が終わった瞬間だった。


今、車でAに会いたいという願望をひたすら口にしている。


部下「中原幹部、到着しました。
報告は後日、と首領より伝言が。」


首領も気が利くことをしてくださる。


家に帰るときにはもう深夜で、俺はAが寝ているであろう寝室に入る。


目に入るのは寝ているA




だが



なぜか俺の服を抱き締めている。



可愛すぎだろ……


近づいて見ると、頬は涙で濡れていた。


涙を指で拭ってやるとAは俺の手を握った。


思わず目を開き驚く俺に、Aはうっすら目を開いて


A「中原……幹部……」



と、潤んだ目で俺の名を呼んだ。


俺は言葉を紡いだAの唇にかぶり付く。

A「ふぅっ……んん……ゃ……ちゅうやさん…………」


唇

舌

声


全てが久しぶり過ぎて何年も出張していたような気分だ。


唇を離し、Aの目を見つめるとAは小さな声で



A「まだ……も、もっと……」」


と、言ったのだ。


可愛らしさに悶えるものの、可愛い彼女の要望に答えるため、また口付ける。


俺の手を握っていない方の手は、俺の服をまだつかんでいた。



あぁ、可愛い。


俺「久しぶりだしなぁ、いいだろ？


今夜は寝かせねぇよ。」


と、Aの服に手をかけた。


ーーーーー


中原)ぬこさん、リクエストありがとうな。
またリクエストしてくれ。待ってるぜ。

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