俺の部下は男性恐怖症【文豪ストレイドッグス】

温泉旅行！1 ページ11

Aside



私「わあ！」



数時間乗った車から降りると、美味しい空気が肺を満たす。


眠かった頭もこれで覚めてきた。


髪が乱れないように手でおさえながら、目の前の景色に感動する。


中原「こりゃすげぇな。首領が選んだだけある。」


と、中原幹部が出てくる。



エリス「ふぅ、やっとリンタロウと離れられる。Aー！」


首領「待ってよ〜。可愛いから許すけど〜。」


尾崎「うるさいのぅ。」


と、2台目の車からエリス嬢、首領、尾崎幹部が出てくる。


私は温泉旅行の割に人数が少ないのでは？と思ったが、広津さんが出てきたので少し安心する。


私「芥川さんはいらっしゃらないんですか？」

中原「ああ、あいつは大の風呂嫌いでな。来ない代わりに首領の影武者をやっている。

てか、ここに着てまで他の男の話かぁ？」


私「ご、ごめんなさい。」

中原幹部の意味深な笑みに私はいつも怖じ気づいてしまう。


首領「まあまあ、とりあえずチェックインしようか。」


ここは一見普通の旅館だが、裏ではポートマフィアの配下だ。

なのでいろいろな心配事もない。


ロビーでチェックインをしている首領を待つと、秒で帰ってこられた。


首領「配下だとすぐ受付も対応してくれるからね、助かる。


はい、これ中原君とAくんの部屋の鍵ね。」


中原幹部は平然と受け取ったものの、私は驚いてえっと漏らしてしまう。


首領「大丈夫だよ。隣室はどちらも誰も止まらないから。」


なっ！と中原幹部も少し動揺を隠し切れていない。


首領「さて、それぞれ荷物を置いたら温泉だね。」


と、私たちはそれぞれ解散した。

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