姐さんの部下は男性恐怖症【文豪ストレイドッグス】

太宰治との監 禁 生 活【4】 ページ41

私「少し必要な書類を取ってくるよ。いい子にしておいてね。」


とだけ言って家を出る。

もちろん鍵をかけるわけでもない。


そうしたらAが勝手に逃げてくれると思ったんだ。


家に帰るとやはりどこにも人影がない。



私「はまってくれたね。」


部下にすぐ探させると一時間もせず帰って来た。


悪戯に失敗した子供のような不貞腐れた表情だ。


私「どうして逃げたんだい？」


A「…………。」


私「だんまりか……」


Aをベッドに放り投げ、馬乗りになる。



逃げられないようしっかり片手で両手を拘束する。


上から見下ろすAは自分の今の状態を恥ずかしいと思っているのか、顔が赤い。


私「仕方ない。拷問のコースを選ばせてあげる。

痛いのがいい？



それとも



恥ずかしいのがいい？」


A「い、痛いの！」


Aは意を決して目をギュッと瞑り、そう答えた。


でもそれだとこちらが面白くない。


私「了解。恥ずかしいのね。」


A「えっ！ちょっ…………んっ」


口答えしないよう無理矢理口付け舌を入れる。


彼女は声を出さないよう頑張っているのか声が小さい。


A「ぃやっ！………ふぁ……」


必死に逃げる彼女の舌を捕まえては絡める。


すると



ｶﾞﾘｯという音がして、私の唇から血が垂れた

Aが私の唇を噛んだのだ。

Aは下から私を睨む。

流れた血はAの頬に落ちる。


私「……やってくれるじゃないか」


と血を舐めると彼女はとんでもないことをしたということに気づいたようだ。

腕を解放させようと抵抗する。


私「私言ったよね……。逃げたら殺すって。でも、君はどうやらわかっていないようだからこうしよう。



明日から君はここから出られない。」



Aは目を見開き、何も言えずに私を見つめる。


さっきの口付けで混ぜた睡眠薬が効いたようで、瞼がゆっくり降りていく。


私「ふふ、私に逆らうからこうなるのだよ。」


と、眠るAの髪を撫でる。



翌日


私「では行ってくるよ。いい子にしていてね。」



A「…………はい」


と、鎖に繋がれたAは力なく返事する。

彼女の前髪にかるく口付けを落とし、軽い足取りで家を出る。


そう、それでいい。

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