姐さんの部下25 ページ30
Aside
立ち上がろうとすると手を掴まれる。
やっぱりこの人への恐怖は、私の体を停止させる。
私「い、嫌ですっ!」
太宰「どこで私に逆らう事を覚えたんだい?」
離してと訴えても聴いてもらえる訳がない。
太宰さんは私を腕の中に納めるといきなり口付ける。
いつもと同じ、独占欲と強引さで満ちた口付け。
太宰「前より啼かなくなったじゃないか教育のし直しをしないと。
……邪魔だよ。中也。」
中原「探偵社員が誘拐とはなァ。おたくの社長さんに報告させてもらうぜ。」
中原幹部はいつの間にか私を引っ張り腕の中に納める。
こんなに接近したのは初めてで、状況ながらもドキドキしてしまう。
太宰「ねえ、A?帰っておいでよ。私がどれだけ君を愛しているのかわかっているのかい?なのにそんな蛞蝓のもとへ行くのかい?私は君が欲しくて欲しくて欲しくて欲しくてたまらない。嗚呼、愛しのA早くその小さな体を私の腕の中に(中原「うるせぇ変態!!」ごふっ!」
見事な中原幹部の蹴りで、太宰さんはガラスを割り飛んでいった。
_______________
中原中也side
A「あ、……ありがとうございます。いつもいつも助けていただいて……。」
お礼を言われる。
Aの目は潤んでいて、小動物を見ている気分だった。
俺「あ?手前を拐わせて姐さんに殺されんのは俺だからな。まあ、気を付けろ。」
違う。こんなことが言いたいんじゃねぇ。
するとAが
A「あ、あのっ!私中原幹部が好きです。」
と、目を瞑り言った。
断るべきだ。俺はこいつの気持ちを受け入れる訳にはいかない。
だけど、そんなこと出来るわけねぇだろ。
A「な、……中原幹部?」
恐る恐る目を開き見上げてくるAの顔は可愛らしい。……て俺は何を考えているんだ。
何を言おうか迷っていると
尾崎「はい、よろしくお願いします……じゃろう?中也?」
俺「あ、姐さん!?」
尾崎「Aや。中也やは言いそうじゃ。
でも、私の部屋で若いもん二人がいちゃいちゃするとはのう……。」
するとここは姐さんの部屋だと気づいた。
俺「……俺の部屋行くか」
と咄嗟に言った俺の顔は姐さんいわく赤かったらしい。
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紅月ミレー - 夢主ちゃんと鏡花ちゃん想いの紅葉さんとドS中也様とヤンデレ太宰治様と森さんとエリスちゃん、滅茶苦茶最高です(〃・ω・〃) (2022年3月4日 15時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
コバやん(プロフ) - 麗さん» あーヤンキー……マフィアですからね((( 恐喝……マフィアですから(((( ご指摘のコメントありがとうございます!直しておきます。まだ読んでくださる方がいらっしゃるとは!あ、文才は……手持ちがすくないですwwww (2018年8月1日 19時) (レス) id: 699da96965 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 文才を分けてほしい…。ただ、関西人からすると31ページの「顔上げろや」は「や」を取った方がいいように思われます。なんかヤンキーが恐喝してるみたいでムード壊れる…。これからも頑張って下さい! (2018年8月1日 18時) (レス) id: 2019ed93ac (このIDを非表示/違反報告)
コバやん(プロフ) - 低浮上気味イチさん» コメント&リクエストありがとうございます!喜んで書かせていただきます! (2018年6月17日 18時) (レス) id: 699da96965 (このIDを非表示/違反報告)
低浮上気味イチ(プロフ) - この作品すごく面白いです!文才分けてくだs((更新頑張ってください!それからリクエストなんですが…ポートマヒィアでプールとか、お出かけお願いします!いきなりですみません 土下座、 (2018年6月17日 7時) (レス) id: 1e84f774a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コバやん | 作成日時:2018年5月22日 22時