キメツ学園に転校したら溺愛されました。

転校16日目 ページ16

炭治郎side




あー、可愛い。



Aが可愛いすぎる。




あんなことを言われて、嬉しくない男はいないだろう。




でも…




やっぱり、Aは覚えていないのか？




いや、そんなはずはない。




いくら幼かったとはいえ、あんな約束をしたんだ。





「ずっと、俺が守るって…」




親が殺 されて、叔母家族から虐待を受けていると知ったあの日、




俺は君に言ったんだ。




君をずっと守ると。





その時、Aは頬を赤らめて笑ってくれたよな。





『ありがとう…！』




すごく小さな声だったけど、




感情がない、人形のようだった君が





普通の女の子になったような気がしたんだ。





そして





俺はそんなAの笑顔に恋をしたんだ。

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