未完成人【Fischer's】【S.R】 (ページ6)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:1,315 hit

今まで感じたことの無い衝撃ページ6

『えーっと…知り合い？』

とても仲良さげに彼らに声をかけた梨花に思わずそう聞いた。そうすると彼女はこれでもかという程に首を縦に振った。そしてこう言葉を続ける

梨花「中学時代は千里と諒と一緒で高校、専門は千里と一緒だったの！」

そう嬉しそうに語る梨花をみて、少し胸がほっこりした。男子の知り合いもここにいるとは衝撃だったが、やはり地元の力は凄いんだなと実感しつつ、同級生か、数年会ってないな、なんて考えていた。

梨花「2人とも珍しいね？お祭りなんて」

？「だほが行きたいってさ」

背の高い人を指さして言った彼。力士みたいな方がンダホさん？じゃあ…巾着を拾ってくれた彼はシルクさん。なんて頭の中で整理しながら3人の会話を耳にしていた

梨花「あっ、この子！優奈ちゃん！私のバイトの同僚！」

突然の紹介に僕が1番驚きつつも紹介されたからには軽く自分からも言った方がいいだろうな、少し面倒だな、なんて思いつつも

『藤谷です。梨花とはバイトの同僚で、いつも仲良くしてます』

といえば、目の前の2人はじーっと僕の方を見てきていた。何故そこまで見られるのかは謎でしかなく、首をかしげれば

シルク「俺らのこと知らない、？」

と聞かれた。知るも知らないも僕は地元はここではない。テレビとかもあまり見ずに過ごしてきていた僕にとってその質問の意図はわからなかった