プロローグ ページ1
『おーい、動画撮るぞ〜!』
都内某所、太陽がアスファルトを照らし、陽炎が揺れるそんな時期。とある部屋の前に立ち、そう告げる彼女。彼女はこの物語の主人公だ
「はいはーい!!」
そう元気な声が聞こえ、中から出てきたのはストレートパーマを当てているらしい、元々は天パな彼女。
『よっ』
出てきた彼女に手を挙げて短く挨拶をする。すると彼女も、やっほー!、と手を挙げて挨拶を返した
『あれ?まだ来てねーの?』
部屋に入り一室を見渡して言葉をこぼす。とうやらもう何人か来るのだろう
「まだ〜。多分そろそろ来ると思うよ〜」
天パな彼女は足元に散らばっているたくさんの紙を拾いながら陽気に答えた
『へ〜……』
そのそばで紙を拾い小さく声を漏らす。そう、その紙とは原稿用紙。この天パな彼女は小説家として活動しているのだ
「あ!噂してたら来たよ!出て出て!」
うちはこれ片付けるけ!、そう言って急いで片付けを始めた彼女を横目に、玄関へと向かっていく
『お前片付けとけっていっただろ〜』
笑いながらいいつつ玄関の扉を開けると、そこにはまた少女がいた
『よっす、今日は案外早いのな』
「まぁね?仕事はやめに終わっちゃったし」
その彼女が家に上がりながらいう。
『よし!んじゃ、動画撮るか!』
カメラを設置し、彼女等は撮影を始めた____
『どうも!チェーシェエルミタージュ、てると!』
「キョウと!」
「ルナ!」
__そう、彼女等は有名なYouTuberでも、あったのだ
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