2人のエースを支える君は【白布賢二郎】

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｢じゃあね〜！また今度｣

｢うん！｣





二口くんは、出会いはあんなだったけど話してみると意外と良い奴だった。

次に会う時はバレーのDVDと月バリ？という雑誌を貸してくれるって言ってた。





伊達工業は白鳥沢の寮からは通いずらい。

こっちに来てと頼んでみようかと考えていると試合終わりの賢二郎くん達が表彰式のためもう一度体育館に入っていく所が見えた。






｢あ！あれ、時瀬さんじゃないっすか？おーい！！｣

｢おい、五色。誰がいつAに声掛けていいっつったよ？｣

｢俺がいつ誰に話しかけてもいいでしょう！？｣

｢ああ、牛島さんとA意外ならな｣

｢100歩譲って時瀬さんはわかりますけど、牛島さんにはいいじゃないですか！！｣

｢いいわけないだろ。牛島さんに馬鹿がうつる。｣






そんな会話が聞こえてきて思わず笑ってしまう。

そんな私を見ていたのか賢二郎くんもまたニコッと微笑んで手を振って中に入っていった。









少しして、閉会式も終わりあとは帰るだけになった。



会場から出てくる彼らを外で待っていた。




｢皆さんお疲れ様でした！すっごくいい試合でした！｣

｢時瀬ちゃんありがと〜｣

｢差し入れもありがとな｣

｢いえ！｣

｢戻ったらミーティングだ。行くぞ。｣




牛島先輩のひとことにみんな返事して着いていく。

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