それぞれの想いの色『tn』Part1 ページ37
ゆっくりと体を起こし…ぼやけた視界を元に戻していると…どこか冷気を感じるほどの冷たさが身に染みる
窓の方を向くと…一面が真っ白だ。
.
ん？真っ白…？？
A『まさか……』
私はベッドから降り、窓に手をつく…やはりどう見ても真っ白だ…季節は冬真っ只中。
その景色は案の定といえる状態の“雪”である。
目を細めてみると、城内の庭にポツポツと人影が見える…自分は一瞬拒んだが…防寒着を着用し、外へと足を運ぶ…
.
kn『待つんやシャオロン！！雪、当てやがって！！』
sha『当たった人がわるいんや！！』
遠くからそんな声が聞こえて来る気がした…相変わらずの元気さである
さっきまで、自室から見ていた城内の庭へと向かっているのだが…慣れない雪に思うように身体が動いてくれないのだ…
A『………。』
順調に向かっている最中であった、ツルッと足が雪に持っていかれてしまった…
『わっ！？』と声が出てそのまま後ろへと倒れこむ…
tn『大丈夫か？…滑りやすいから気をつけるんやで。』
がっしりと自分の身体を支え、覗き込むような形で助けてくれたのはトントンさんであった
A『なっ……あっ、ありがとうござます』
トントンさんはそのまま自分の身体を前に押して元の態勢へと戻れたのだ。
tn『雪の中やけどAらしき人が見えたから、声かけたんやけど…聞こえてなかった感じやな。』
苦笑いしながらこちらを見ている…こちらとしては、歩くのに精一杯であったのだ…。
A『すっすみません…雪はあまり慣れていなくて………？？』
そう言いトントンさんの方を向くと、自分は赤いマフラーに目に入る…いつも大切に使っているようだが、少しほつれているのが目に入った
tn『雪が強くなってきたな…早く城内に戻った方がええよ』
こちらを向きそう言うが、トントンさんは『あの元気な2人を連れ戻すから先に行っててくれへん？』無邪気な笑顔で楽しんでいる2人を指差している。
トントンさんはそのまま足を進める…
A『あっあ……のっ！』
自分は声をもう一度かけたが、雪は自分の声までもかき消してしまったのだ…。
だが、背中が先ほどよりも暖かく感じ、肩に手を乗せると…トントンさんのコートを羽織っていることに気づいた…
A『……えっ』
そのコートを改めて羽織り直す…
トントンさんの優しさにさらに顔まで温かくなってしまったのだ…。
next…→
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モイチ - 初コメでリクエストです。これはお話が完結する時でいいのですが、全員で夢主の奪い合いを見てみたいです。忙しかったり、無理だったら書かなくて大丈夫です。これからも頑張ってください (2019年1月15日 9時) (
レス) id: 04102c179e (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - おはようございます｡初コメなんですけどいいですかね…？リクエストなんですけどロボロと夢主が付き合うまでの学パロを書いていただきたいです｡無理でしたら無視して頂いて構わないのでｯ (2019年1月5日 8時) (レス) id: 4264fda237 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー - こんにちは。初コメ失礼します。いつも楽しみにしています!……リクエストなのですが、ショッピくんのほんわかした話を書いてください!宜しかったらで大丈夫です! (2018年12月27日 0時) (レス) id: 04fa715d74 (このIDを非表示/違反報告)
夜櫻 - 初コメ失礼します！ 一人でﾆﾔﾆﾔしながら読まさせて頂きました！(キモい) あの、リクエストで、トントンでのんびりお家デート…なの書けますか…？よかったらお願いします！(ショッピ君もあると嬉しい(( 図々しくてすみません…！ (2018年12月26日 0時) (レス) id: 90ee71f54f (このIDを非表示/違反報告)
鈴零 - いつも楽しく拝見させていただいています あの、リクエスト頼みたいんですけど大丈夫ですか…？ shpの話を書いてほしいんです…() 特にこういう内容、とか決まってないんです…すみません…難しかったらやらなくても結構です… (2018年11月28日 22時) (レス) id: aec796647e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riyana | 作成日時：2018年10月30日 22時
