その愛に応えられますか？『os』Part1 ページ13
os『Aちゃん！Aちゃんの好きなクッキーを、作っためう〜どうぞめう！』
朝の会議が終わり…自室に戻ろうとした時に後ろから声をかけられた…
そう言って包装された綺麗な袋に包まれていたのは…美味しそうなクッキー。
A『わっ…ありがとう！…でも、朝ごはん沢山食べちゃったから、その…また後でもらうね！！』
そう言って自分は足早にその場を去ろうとするが…
os『じゃあ、お昼の時に渡すめう〜…食べ過ぎないようにしといてな…？』
しょんぼりとする彼の顔を見ると罪悪感がまた生まれるが…
自分は顔を横にふる。
『じゃあ…また後でね』そう言い足早にその場を離れる…。
季節は夏でもないのに…汗が流れてくる、冷や汗だ…。
kn『お？…Aやないか！……どうしたんや？顔色が悪そうだし…真っ青やで…？？』
A『ううん！…ちょっと今日の仕事の量が多くて驚いてて…。』
咄嗟に思いついた嘘をつき、コネシマには申し訳ないがまたも足早にその場を去っていく。
kn『………？』
そうか…顔色が悪いのか…
自分の感情が表に出てしまっているのか…
os『あっ、コネシマ？Aちゃん見てない？』
最初はただのクッキーだと思っていた…
オスマンの作るお菓子はどれも美味しくて…とても綺麗で…
os『この道を通ったんやな、ありがとう』
でも…見てしまったのだ…
os『えーっと…Aちゃん専用のクッキーは…。』
.
.
そのクッキーに大量の睡眠薬が入っている事を。
自室に入り鍵を厳重に閉める…心臓の音がバクバク言っている…汗も止まらない…
A『怖い………』
そう言い自分はドアにもたれかかり…そのまま顔を伏せる…昼はどうやって逃げ切れば…
恐怖に押し潰され…今にも可笑しくなってしまいそうだ…
.
.
os『Aちゃん……そこにおるんやろ？』
ドンッとドアを叩く音…
それと同時にドアの向こう側から声が聞こえる…自分の背筋は凍り…
A『…………。』
何も応答が出来ずただ、時間が過ぎていく…
os『大好きなAちゃんの為に作ったや…お昼の時に美味しく食べてな？』
ドアの向こう側に立つ彼は…微笑んでいる…
この声は誰にも聞こえない…届かない…
os『なんで伝わらへんのかな…』
どうしても…
その狂った愛に…
私は応えることができない…
next…→
長編小説の宣伝です！→←嘘が自分をつくりあげる『ut』Part2(リクエスト)
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モイチ - 初コメでリクエストです。これはお話が完結する時でいいのですが、全員で夢主の奪い合いを見てみたいです。忙しかったり、無理だったら書かなくて大丈夫です。これからも頑張ってください (2019年1月15日 9時) (
レス) id: 04102c179e (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - おはようございます｡初コメなんですけどいいですかね…？リクエストなんですけどロボロと夢主が付き合うまでの学パロを書いていただきたいです｡無理でしたら無視して頂いて構わないのでｯ (2019年1月5日 8時) (レス) id: 4264fda237 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー - こんにちは。初コメ失礼します。いつも楽しみにしています!……リクエストなのですが、ショッピくんのほんわかした話を書いてください!宜しかったらで大丈夫です! (2018年12月27日 0時) (レス) id: 04fa715d74 (このIDを非表示/違反報告)
夜櫻 - 初コメ失礼します！ 一人でﾆﾔﾆﾔしながら読まさせて頂きました！(キモい) あの、リクエストで、トントンでのんびりお家デート…なの書けますか…？よかったらお願いします！(ショッピ君もあると嬉しい(( 図々しくてすみません…！ (2018年12月26日 0時) (レス) id: 90ee71f54f (このIDを非表示/違反報告)
鈴零 - いつも楽しく拝見させていただいています あの、リクエスト頼みたいんですけど大丈夫ですか…？ shpの話を書いてほしいんです…() 特にこういう内容、とか決まってないんです…すみません…難しかったらやらなくても結構です… (2018年11月28日 22時) (レス) id: aec796647e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riyana | 作成日時：2018年10月30日 22時
