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『え?今なんとおっしゃいましたか?…なんでもお願いを叶えてあげる?』
『そんな唐突に…急にどうされたのですか?』
驚いたも何も、彼を起こしに部屋へと向かい
ドアを開けた途端に、彼が部屋から飛び出し
「A!!なんか、俺にお願い事とかないんか?」
「欲しい物など、な〜んでも!叶えたる!!」
珍しく身支度を終えた彼が
嬉しそうな口調で、朝一番にそう尋ねてきたのだから。
驚くも何も、頭の整理が追いつく訳がないのだ。
『…特に、ありません。』
『私は今の生活に、大変満足しておりますので。』
これと言って必要な物や
他者にお願いをしてまで欲しい物が
正直今の自分には、なかった。
__個人的に探している人は、いるのだが
これはもう、諦めた話であるのだから。
「あ!…物だけやない!俺に頼みたい事でも、何でもええよ!」
「あんな、実は…トントンから、お世話になってる人にはしっかり感謝の気持ちを伝えるように!と言われてな!!」
「小さな事から大きな事まで!何でも!!な?どうや?」
無謀で諦めた話を…信頼を置く彼になら
話してみても、良いのだろうかと
私は少しだけ…思ってしまった。
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「…君の瞳、俺の見た海みたいに綺麗な青色やな。」
幼い頃に出会った、彼を探している…と。
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『…………。』
『幼い頃に…"一目惚れした人"を探しています。』
「…一目惚れ、そうか!!なら俺にその人の特徴を言うてみ!」
少し、長い昔話になるが
時計はまだ、自分に時間を残してくれている
朝食の時間までとはなるが、彼に話をしてみようと
そう思い、自分は…
ゆっくりと、口を開いた。
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ＨｉＮａＴａ／ひなた - あれ?目からバブルのたきが〜))…うわーンあ一わ一んうえ−ん (3月31日 8時) (
レス) @page44 id: 46cf81a59e (このIDを非表示/違反報告)
さくさく日記(プロフ) - 初めましてさくさく日記と申します。完結おめでとうございます。今日こちらの作品を見つけまして最後まで通しで閲覧させて頂きました。物語の構成もですがそれぞれの人物の心理描写や流れがとても素敵で泣いてしまいました。本当に素敵な作品をありがとうございました。 (3月21日 22時) (レス) @page44 id: fce70f8179 (このIDを非表示/違反報告)
あずは(プロフ) - 号泣してしまいました😭素敵すぎます、！！ (3月17日 22時) (レス) @page44 id: 0a871c975d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riyana | 作成日時：2024年2月29日 19時
