おっとり系男装少女は皆から愛されている《番外編吉原パロディ》 (ページ19)

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不安と迷惑をかけたくない思いページ19

ｷｭｯ···

ここに来てから僕は花魁の服を着なくなった

普通の女の子が着るような着物···

白ひげさんが僕にって···

悠雨「ここまでしてもらって申し訳ない···」

マルコ『悠雨、オヤジが呼んでるよぃ』

悠雨「あ、分かりました」

マルコさんに言われて白ひげさんの部屋に行く

ｽｰｯ···

悠雨「白ひげさん何でしょうか？」

白ひげ「悠雨、ここの生活は慣れたか？」

悠雨「はい、皆さん優しくここの事を教えてくれました」

白ひげ「そうか···」ﾆｺｯ

白ひげは僕の頭を優しく撫で頬へと手を滑らせてきた

イゾウ「オヤジ···ちょっと」

白ひげ「···」

イゾウさんが白ひげさんに何かを耳打ちしてる
何かあったのかな···？

白ひげ「分かった···今行く
悠雨は部屋に戻ってろ」

悠雨「は、はい···？」

僕は言われた通りに部屋に戻ると窓の外から声が聞こえてくる

窓の外を覗くと···

悠雨「あ···っ」

カタク···リさ、ん···

カタクリ「ここに悠雨という遊女が居るだろ？
渡してもらおうか？」

白ひげ「知らねぇなぁ
仮に居たとしてオメェみたいなガキに渡すかアホンダラァ」ｷﾞﾛｯ

カタクリ「···」

悠雨「···!!」

今、目が合った···
気付いて、る···!?

どうしよう···
白ひげさん達に···迷惑を掛けてしまう···

どうしたら···

僕が···ここを出て行けば···

皆さんに迷惑をかけないで済む？

悠雨「···」

僕は···