ケロロ達の前に現れたのは男装した可愛い子であった【ケロロ軍曹】

消えてしまうもう1人の自分 ページ16

254『···そうだな···
寂しいのは···嫌いだ···

やっぱり、俺らは似てるな···

本当に···兄弟として···生まれたかったよ···』

叶裁「っう···！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

254『安心しろ···俺の意識が消えても···
俺の魂は傍にいてやれる···』

叶裁「254···！」

254『さぁ、離れてろ
ケロロ、叶裁を頼む』

ケロロ「りょ、了解であります!!」

ｷﾞｭｯ！

叶裁「ま、待ってくれ！
254が···!!」

フッと振り返ると···叶裁殿そっくりな人影が見えたのであります···

あれが···肉体があった時の254殿でありましょうか···

眩い光が我輩達の背後を照らし出口へと出たのであります









ﾎﾞﾝｯ!!

ケロロ「ゲローーーーーー!?」

叶裁「おわァァァァァァ!!」

夏美「叶裁君!!」

タママ「軍曹さん!!」

ﾎﾞﾌｯ!!

ドロロ「間に合ったてござるな」

ケロロ「ゲロォ···危機一髪でありますな」

叶裁「254···？」

我輩達が出た後に青薔薇は枯れて中からネックレスが出てきていたのであります

叶裁「···もう···喋ってくれないんだな···」ｷﾞﾘｯ···

ケロロ「叶裁殿···」

叶裁「···アイツは言ってた···

『意識が消えても魂は傍にいてやれる』って···」

叶裁殿は涙を流しながら呟いた

我輩に出来る事は···

ｷﾞｭｯ···

こうして、抱き締めることしか出来ないのであります···

笑わせたい気持ち→←どんな君でも君は君

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す