そのひとの望みは ページ25
それは、突然口に出たことで、別に意味なんてなかった。
だから…＿＿くんを悲しませることになるなんて、思いもしなかった。
寧々「ねぇ、Aくんって、見た目が他の人より変わっているよね？なんでなの？」
それを聞くと同時に、何時も笑顔だった＿＿くんの笑顔が微塵もなくなってしまった。
目を見開き、まるで、聞いて欲しくないような。
あるいは、わかってほしい。と、訴えかけているような。そんな感じがして。
A「………ゴメン。」
と、一言だけ残して、教室から飛び出して行った。
それから…＿＿くんは、姿を見せなくなってしまった。
いままで気が付かなかったけれど、＿＿くんが居なくなってしまった教室は、色が褪せてしまったように、静かで。
みんな、心配で仕方がなかった。ねぇ、どうすれば良かったのかな？
〜？？？視点〜
「バレちゃった………あぁ、つかさ…こんばんは。今日は、真っ赤な満月だ。
まるで、赤の絵の具を零したようだネ。」
司「………思い出したんだ？」
「ははっ、だってサ、思い出してなかったら、ここには来ないだろ？
あのさァ、賭けをしようヨ？」
司「いいよ…じゃあ、俺が勝ったら、あまね達を貰うね。代償も貰っておくから、安心してよ。」
「抜かりないなぁ、
僕が勝ったら…ダイショウとしてあげたものも返してもらうし、
＿＿＿
僕がみんなを守ってみせる…同じ失敗はもう繰り返さないって決めたからネ。」
司「それは、Aもでしょ？あぁ！こんな喧嘩出来るのって、久しぶりだね…嬉しいな。
じゃあ、頑張ってね♡」
そう言ったあと、司は、悪戯な微笑みを零しながら、去っていった。
「………絶対。守るから…待っててよ。みんな。」
〜寧々視点〜
ある日、あの時のように、忘れ物をしてしまって、全力で駆けていた。
寧々「………はぁっ…はぁっ…着いた。
(………結局………あの日から………)」
1ヶ月も、もしかしたら、それ以上の期間、帰ってこなかった。
もう、帰ってこないのかもしれない。そう思うと、何故だか悲しくなった。
少し、扉を開けてそこを覗いてみるが、居なかった。
Aくんの居ない教室は、静まり返っていて。より、居ないと思い知らされる気がした。
私が悪いとはわかっている。だからこそ辛い。
何故かって、私がAくんを傷つけてしまった現実が。
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ゆうか(プロフ) - バーガーさん» コメントありがとうございます！これからも頑張りますね！面白い。と、言ってくださりありがとうございます。励みになります！この作品を見てくれてありがとうございます。嬉しいです！でも、全裸待機は風邪ひいちゃいますよ！ (2020年3月8日 17時) (
レス) id: 4cb4a2a7aa (このIDを非表示/違反報告)
バーガー(プロフ) - ミツバカワイスギ…あっ！最新頑張って下さい！！めっちゃ面白いです！全裸待機してますね！！！！！ (2020年3月8日 14時) (レス) id: f380eb65b5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか(プロフ) - 甘〜い緑茶さん» ありがとうございます！！こんな作品で笑顔になってくれてるなんて…！！光栄です！！これからも更新頑張ります！コメントありがとうございました！ (2020年3月7日 9時) (レス) id: 4cb4a2a7aa (このIDを非表示/違反報告)
甘〜い緑茶(プロフ) - お気に入り登録30人おめでとーです♪この小説の通知が来るたびにパぁ！←って笑顔になりますｗ病気にも負けず頑張って下さい！ (2020年3月6日 22時) (レス) id: 054ea5f8f2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか(プロフ) - 饅頭さん» 饅頭様 コメントありがとうございます！ツンデレは国宝ですよね()萌えるぜ()これからも頑張りますね！コメント貰えるのは大変嬉しいです。励みになります。これからも楽しんで読んでいってくださいね！ (2020年2月10日 20時) (レス) id: 4cb4a2a7aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうか | 作成日時：2020年1月9日 23時
