不良少女が入団します

舌打ち ページ10

「、、、、」

無心でご飯を口にするA

その前にエースがどかっと座った

ちら、とエースを見てからまたご飯に視線を戻す

エース「よう。俺ぁエースだ」

「あ、そ」

エース「お前どこから来たんだ？」

「言っても分かんねぇよ」

目を合わせることのないAの視線を追いかける

エース「お前酒飲むのか？」

「、、、飲んだらいけないってイゾウに言われたからもう飲まない」

エース「そうなのか。偉いな」

「、、、、」

エース「俺にはな、弟がいてな〜」

「、、、」

一方的に喋るエース

それを一応スプーンを置いて聞く

マルコ「早く食えよぃ。」

「、、、、ちっ。もういらないし」

マルコ「お前なぁ」

すっかり冷えたプレートと、しばらく箸の進まないAにマルコが声をかけると

無表情で舌打ちをしたのちに席を立った









こんこん

サッチ「おーい。腹減ってねぇか？」

結局ご飯をちゃんと食べないまま部屋に戻ったA

宴も落ち着いてきたので、サッチがサンドイッチを作った

この船に来てからろくに食べてないからさぞお腹が空いていることだろうと

しかし、待っても出てくる様子はない

がちゃ、とノブを回すと、しっかりと鍵がかけられていた

サッチ「こりゃ大変だなぁ、ははっ」

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