不良少女が入団します

丸く ページ32

次の日

「おはよう」

自分から挨拶をしてきたA

でも変にいじることはせずに普通に。

サッチ「おはよう。何食うかー？」

「おかゆ」

サッチ「任せろ！！」

でも離れたところに座るのはいつも通り

でも、なんだかやわらかい表情になった









「マルコ」

マルコ「なんだよい」

「ここ、読めないの」

甲板で新聞を読むマルコに自ら近づいた

一番口うるさいから一番近寄らなかったのに

それを見ていたクルーたちがざわつく

それをサッチあたりがまとめて訓練に連れて行った









「私、大人って大嫌いだった」

突然口を開く

文字を教えていた手を止めてAの目を見る

「小さい時からずっと勉強させられてたの。好きでもないのに」

マルコ「、、、、」

「私のこと物みたいに。やりたいことも行きたいとこも、何も出来なかった。だからわざと頭悪い学校に行ったの。」

マルコ「何も言わなかったのかよい？」

「言っても無駄だった。」

哀しそうな顔をするAの頭をなでる

嫌がるかと思ったら素直に撫でられた

「私ね、本当はわかってたの、みんながやさしいって。愛してくれるって知ってたけど、全然信じられなくて。あの、」

マルコ「いいよい。お前がしたいことをここですればいい。無理して強がらなくていいよい」

洗濯→←おこ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す