暗くなってきましたね ページ4
6時をすぎる頃には日は落ちて、辺りは暗くなっていた。
そろそろ部活動も終わる頃。
ナイトレイブンカレッジ生徒の来店が増えて来た。
揚げ物は馬鹿みたいに売れるので店の儲け的には大助かり。
ジャック「っす」
「お、ジャックさん部活お疲れ様です」
にこっとそう言うと彼は照れたように会釈した。
ジャックさんは陸上部に所属しているらしく、よくスポドリを買っていく。
ジャックさんは早朝の時間帯にもよく…と言うか毎日来る。
朝はランニング、夕方は部活、と言う最早脳筋と言えるような生活を送ってらっしゃる人だ。
絶賛お外出たくない引きこもり深夜自宅警備員(尚、休日はほとんど寝て過ごしている模様)の僕には到底理解できない生活をしてる人がこの人だ。
恐らく僕は1番理解できない人。(突然のシリアス展開はNG)
1度はモフってみたいそのお耳が感情によって動くので表情の変化がそこまでないジャックさんの感情がよく分かる部位だ。
少し垂れていると動きすぎて疲れている証拠。
フルフルしているともっと動きたい証拠。(準夜にもう1回来店する合図)
ピンっと立っていると運動して満足している証拠。
その変化を見るのが楽しみなのである。
今日はフルフルしている。
「ふふ、また走るんですね、頑張ってください」
と言うと彼は図星と言わんばかりに赤面し、っす……と言い、帰っていった。
8時だよ!全員集合〜!(言いたくなるよね)→←基本シフトの時間帯
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作者名:長続きしない雨 | 作成日時:2020年6月30日 21時