願う先には気をつけよ ページ7
No side
ーーフレイの船 自室ーー
グリム「それなら俺様に任せるんだゾ」
フレイ『なに、協力してくれると?』
目を輝かせた船長はどこからか
オンボロ寮の図面を出してきた
グリム「ここが倉庫なんだゾ」
フレイ『やはりそうか..
でも鍵付きドアの設計だな
鍵は壊れてるのかな?』
グリム「フレイ、1つ確認したいんだゾ」
最後の質問にモンスターは不安そうに
船長を見上げた
フレイ『なんだい?』
グリム「お前、怒ってないのか?」
フレイ『まぁそりゃあね。スニーが
騙されたんだから多少は怒ったよ』
モンスターは少しビクついた
グリム「お前とスニーの自由を
奪ったことになるのか?」
フレイ『まぁ、そりゃぁねぇ』
グリム「なら、鍵の場所を教える代償に
俺様達に攻撃はしないでほしいんだゾ」
フレイ『ふむ、なるほど…
約束しよう、グリム君
フレイ・ロバーツ..いや、
パイレツェリアの船長として約束する
お前達には指1本、かぎ爪1本触れない』
グリム「なら良かったんだゾ
鍵は壊れてるから いつでも開けられるゾ」
船長の笑顔がモンスターの言葉と共に歪んだ
フレイ『ありがとう、助かった』バサッ
グリム「ふなっ?!何するんだゾ」
フレイ『スニー!ローラの
案内してやれ!』
スニー「ククッ..はい」
フレイ『アハ、アハハハハ』
.
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ーーフレイの船 自室 夜ーー
フレイ『皆着いてきてくれるさ
立ち止まっちゃ絶対ダメ
'俺'がフレイ・ロバーツだからこそ..
ずっと願っていたことなんだから
'僕'は自由だから
叶えなければ、絶対に
オレサマノモノニスル』
ポタッポタポタ..
フレイ『おや、いけないね
【己にさえも牙をむけ】
.
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フレイ『さぁ、明日も頑張ろう!』
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作者名:魁鵺 | 作成日時:2022年1月29日 17時