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万事休す ページ15

ユウside
ーーオンボロ寮 談話室ーー

グリム「ふなぁ..」



エペル「大丈夫かな、グリムクン」



エース「ちょっと可哀想だよな」



念のため、グリムを保健医さんに診てもらったが

特に外傷も病気もなかったため帰された

皆が見舞いの品を持ってきてくれたお陰で

先程まで食べてばかりだった

寝るかと思いきや満腹になった瞬間

へこみ始めてしまった



デュース「しかし各寮の重要人物が

全員魔力を奪われてしまうとは..」



エース「ハーツラビュルは特に

お茶会とか多いし、魔法使うことも多いからなぁ

もーほんっと大変」



ジャック「サバナクローは、そこまで酷くねぇぞ」



エペル「うちもそこまでかな..

ディアソムニアはどんな感じ?」



セベク「うぅ..わがざま!」( ;∀;)



セベクはずっと、こんな調子である

しかし、こんな調子のセベクや忙しい皆が

わざわざオンボロ寮に集まってくれたのは

理由がある



グリム「このままじゃ、絶対嫌なんだゾ!」



エース「やるっきゃないでしょ、リベンジ」



デュース「おう!お礼参りだな」



保健室でも話していたような

リベンジの作戦を()るためである



ユウ「この状況じゃ流石に

先生方も動くだろうけど..」



セベク「素直にアイツらが若様の素晴らしい

魔力を返すとは思えん!」



ジャック「待ってたら時間かかりそうだしな」



エペル「何より..」



すると皆はニヤリと笑って目を合わせた



「「「なめられたままじゃ嫌だ/よ/ゾ」」」



ユウ「やっぱり、そうなるよね..」



デュース「でも寮長たちが敵わなかった相手に

僕たちで対抗できるんだろうか..」



「..」

糸口フォーリン→←鬨の声



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作者名:魁鵺 | 作成日時:2022年1月29日 17時

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