アコール (ページ4)

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2020.8.1 ページ4

あっつ～

昨日買ったアイス………

冷凍庫を開くと昨日全て食べてしまったことをおもいだす。

今から買いに行くの…めんどくさい、それにアイスの日じゃない。

近くのコンビニでいっか、そう思い少し身だしなみを整え家を出る。

今は真夏。溶けそうな暑さに眩しいくらい光ってる太陽。

コンビニまでは五分も無いはずなのに汗がだらだらとでてくる。

コンビニに着くと昨日のちびな男の子、うらたさんとー、他の3人…

浦島坂田船か、

ばれるとめんどくさい。そう思いすこし避け俯きながら歩いていたけれど前を見てなかったせいか人とぶつかった。

ぶつかったのは男の人、志麻さんだった。

少し後ろに倒れてしまったからなのか、すぐに駆け寄り、声をかけてくれる。

それだけだったらいいのに_________

志麻さんはえ？、そう驚いた顔をした。

せあってばれてしまったのだ。

｢あの、せあ、やんな？｣

戸惑いと驚きと怒りと悲しみと嬉しさ、色んな感情がまざった志麻さんは言葉がたじたじで上手く喋れてなかった。

｢志麻さん、ですよね？｣

もう否定はできない。そう思い微笑みながらそういうと志麻さんは怒った表情をして私をコンビニから連れ出した。

｢お前、知らん間におらんくなんなよ｣

怒った顔を浮かべた志麻さんは少し涙目になっている。

うらたさんやせんらさん、さかたさんがきたら面倒なことになる、そう察したのか新しくメッセージが出来るアプリを交換し、その場を離れた。