3話 ページ4
Aside
『っく。…はぁぁぁぁ』
流石にあの人数でのパーティーは、慣れてないから疲れた…
エマさんから教えてもらった部屋にものを置いてベッドに腰かける
隣はイライさんだった
ドアの方をボーと見ていると手紙が入ってきた
重たい体に鞭を打ちながらドアを開けると誰もいなかった
届いた手紙を読むとこんなことが書いてあった
[初めまして、ビクターと言います。大勢集まるところは苦手で、自室にずっと居ました。パーティーに参加しなくてすいません。向かえの部屋に居ますので、よろしくお願いします。 ビクター]
字がとても綺麗
話すのも苦手なのかな?
なら、手紙で返信しよっかな
[わざわざお手紙ありがとうございます。私も苦手でしたので、お気持ちわかります。こちらこそよろしくお願いします。 A]
改めて見ると、自分の字が汚い
小さい頃は綺麗と思ってたけど、ビクターさんの字を見てから自分の字を見ると…ね
向かいのドアの邪魔にならないところに手紙を置き、ノックし帰っていく
あっちのドアが開いた時には、もう自分の部屋に戻っている
気づいてくれるかな?
しばらくして、ドアが閉まる音がした
んー…多分気づいてるでしょう
ベッドに体を沈ませ、近くの窓を見ながらふと思い出した
イライさんの肩にいたフクロウ…触りたかったなぁ
言ってみたら触らせてくれるかな?
そう思っているうちに段々と瞼が重くなっていく……
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作者名:水花 | 作成日時:2022年6月2日 23時