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回想 ページ3

とある八月のことだった。
彼女に会って、彼女がいなくなったあの八月を忘れることはないだろう。いや、忘れることができない。という方が正しいだろうか。








段々と暑くなってきたあの八月。
自販機で買ったサイダーを片手に僕は放課後、屋上へ向かった。









学校の屋上は人気がなく、友達の少ない僕にとってはぴったりの場所だった。







だが、今日は違った。








長い階段を上って、ドアを開けた先には、
雲一つない澄んだ青空を見上げている彼女がいた。







驚いた、この場所に人が来るなんて。

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作者名：ざらめ。 | 作成日時：2020年10月17日 15時

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