隣のばか兎

・23・ ドキドキ ページ23

お風呂から出ると、兎はソファで腕を組みながら眠っていた







「髪…乾いてないじゃん、ばかグク…」







私は兎の隣にゆっくりと座り



湿っている髪の毛を触った




私は兎に魅入ったように 兎の寝顔をじっくりと見つめていた




兎を見ているうちに、これまで兎とやってきた思い出(ほぼ喧嘩)を振り返っている自分がいた




いつも喧嘩ばっかりで うぜぇなって思ってたけど
どこか私に優しかった気がする




口はクソほど悪いけどビジュアルは最高に素晴らしくシュッとしてる容姿で、




ほんと、整った顔してるよなぁ、、



意外と白い肌で、すべすべしてて、



唇、結構保湿いいんだな……






変態みたいだな私 笑



すると、兎はゆっくりと瞼を上げて





JK『やべ、寝てた 笑』


「ばーか 笑 髪乾かさないで寝ると風邪引くよ？」


JK『睡魔が俺を離してくれない』





だからさ…

言い訳雑かよって笑





「リラックスしてて〜」


JK『お〜やれば出来るじゃん』





仕方ないから、ドライヤーを持ってきて兎の髪を乾かしてやる



すると、また寝に入って



たまにコテっと頭が落ちるのがたまらなく愛おしく思えた



兎の癒し効果えげつい…心臓持たへん、、






「兎さん。起きて」

JK『んー…』

「私、どこで寝ればいいの？」

JK『布団ないから』

「えっ じゃあソファで『同じベット』」






ん？




今なんか言いましたか？








JK『同じベットで寝よ』





「へ？」





JK『大丈夫。寝るだけ』






いやそれ以外になんかあったら容赦なく蹴り飛ばすか、お兄様呼ぶから？？


挙句の果てには叫ぶから？








･









「おやすみ兎」


JK『おー。おや』






一緒のベットで寝ることになった私


それは…まぁいいよ。別に。




でも待って？






なんで私を抱きしめて寝るんでしょうか。




おい兎。





JK『Aって、小さくて可愛いよな』





私身長157cmで四捨五入すると160cmだよ。小さくはないぞ？って言いたいところなんですけど



兎は確か178？ぐらいだって聞いたことあるから



兎から見たら私はチビなんだろうなって←






てかそれ抱きしめながら言うこと？





今言うこと？？





寝る間際にそんなこと言われたら寝れないって…






最近兎が私を殺しにかかってるような気がするんだけど…なに？






兎、、頭沸いた？？？

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