隣のばか兎

・14・ 借り物競争 ページ14

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ひゃぁぁぁ初めて兎の名前言ったぞ私！！





なんか！！！





変な感じ(冷)







JK『お前、次徒競走だけど…でれねーよな』



「…むりっすね」



JK『体育祭見学おつかれ』



「ういっす」







次の種目は本来私が出るはずだった徒競走

けど足がやられちゃってるから出れなくて




見学なう。




救急テントから白組のテントに移動してきたから校庭のトラックが見えやすくなったけど




見学って…はぁぁぁ萎える




体育祭予行の時は走るのめんどくせーとか思ってたのに…いざ本番になるとねぇ




走りたくなっちゃうよねぇ〜、、






(ピーッ！！)






あーあ。終わっちゃった。

徒競走ってこんなに早く終わるものだっけ







JK『俺次出るから行くけど。へーきだよな？』



「へーきって？」



JK『1人でもへーきかってこと』



「人の心配してないでさっさとぴょんぴょんしてこい」



JK『はぁ…可愛げのねーやつ』



「入場門までダッシュだぞ兎〜」





徒競走の次は借り物競争



兎が出る種目だ。




これは見てて楽しいから 一番前の席になって良かったとしみじみ。




借り物競争だからめくった紙に何か書かれてたらそれを借りに行くんだけど、



全校生徒と観客対象だから



くそめんでぃなわけよ。



それで兎が焦ってるの見たいよね←


それ見て笑いたいよね←(悪)






兎は4列目か。違う人の焦り具合を見物でもしようかしらね。(悪)





1列目の1位になった人は…赤い傘!?ww

待っていきなり難関。てか良く持ってた人いたな…




2列目の1位は…面白い先生

あー。あるあるだわー。つまんなー




3列目は…サングラス

えぇ、反応しずらい物。え、…えぇ。






お、きた！兎の番だ！




すげーの来い…！




花柄の服を着たおばあちゃんとか！！


ヤンキーとかw


嫌いな先生とかwww







審判の合図が鳴ると



兎は走り出して、あっという間に余裕の1位でテーブルにたどり着く




そして紙をめくると





難しそうな表情を浮かべてた





ははっww何が出たんだろw





すると、兎は白組テントの方に走ってきて







JK『おい！来い！』



「は？」



JK『あー、そっか足が…んー、？』






え？なに"ウザイ奴"でも書かれてた？






JK『よし乗れ！』



「は！？」




兎は私の前に背中を向けてしゃがみこんだ





「バカ？お前バカ!?」



JK『早くしろよ1位取られる！』



「てめぇ金取るかんな!?」

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