・38・ 夕日より、絶景なんかより…TH ページ38
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夕日が出てきたからか、観覧車の乗客列がだんだんと並んで人が増えていく
俺はそれを無視して、ゴンドラに乗りかかろうとする2人の元へ全力で走る
『A！』
「えっ、先輩…！ちょっ！」
JK『ヒョン！？』
先にゴンドラに乗っていたジョングクの腕を引っ張って追い出してAを引き寄せて なんとか乗ることが出来た
すごい強引にやっちゃったけど、ジョングクおこって…
いや
今はあいつのこと考えてる暇じゃないか
俺の気持ちを伝えなきゃ
『はぁっ、はぁっ、あぁ』
久しぶりにこんな走った気がする
俺は疲労で椅子に座ると、Aは俺と迎え合わせで座った
「どうしたんですか？」
『いや、絶景一緒に見たいな〜…なんて、…ははっ笑』
言えよ。ばか
「なーんだ すごい勢いで走ってきたから何かあったのかと思った笑」
『どうしても見たかったからさ〜笑』
いつも” A〜！好きだよ〜！ ”って言ってる自分が嘘のようだ。
なんで、こーゆー時は
言えなくなるんだろう。
たった２文字
好きって言うだけ
簡単じゃんか。。今まで、
何回も言ってきたじゃんか…。
気づいたら人が小さく見えてきた所までゴンドラは進んでいた
それまでずっと沈黙
いつもうるさく騒いでるAとは、別人のように
窓越しから見える 夕日を見ていた
「綺麗…」
夕日？ 絶景？
そんなもの、見てる余裕なんてないよ
だって君は、夕日より…絶景よりずっとずっと
『綺麗だ…』
夕日に照らされながら観覧車なんて、なにげ初めてで
ゴンドラの中で流れる空気は なんだか新鮮
しかも一緒に乗ってるのが好きな人だなんて
本当ならロマンチックなはずなのに
夕日に照らされてるAの顔は
どこか寂しそうだった
それを見て 俺はまた切なくなる
気を緩んだらすぐに” グクと乗りたかった？ ”なんて聞いてしまいそうだ
『Aってさ』
「はい？」
『好きな人とかいる？』
「んー…いる、のかな？笑」
それって…” 俺 ” じゃないよね、、
『そっ…か。』
「どうかしました？」
Aは…” ジョングク ”だもんね
『いやー…” その人 ”が羨ましいなって思ってさ…、笑』
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ルカトン&ユイトン - このストーリ超好きww 続きファイトです！(°∀。) (2018年8月11日 20時) (
レス) id: 9508861bca (このIDを非表示/違反報告)
小学6年生のアーミン - これ読んで泣いた (2018年7月26日 11時) (レス) id: 22da6f8243 (このIDを非表示/違反報告)
ラテ - 月乃さん» この作品面白い！好き！うん！続き書くの頑張って！ (2018年3月31日 17時) (レス) id: 8f5eeb20cd (このIDを非表示/違反報告)
月乃(プロフ) - IUさん» けみお被り系女子ですよ！好きな人にはわかっちゃうんですねw ありがとうございます更新頑張ります(´∀`) (2018年3月31日 11時) (レス) id: b6ef0526a6 (このIDを非表示/違反報告)
IU(プロフ) - 肌の治安が悪いってけみおみたいwこの作品めっちゃ面白いです！更新待ってます！ (2018年3月29日 6時) (レス) id: 39e9565cc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月乃 | 作成日時：2018年2月11日 14時
