昼の月 ページ27
伊沢サイド
俺が寝ているAにこっそり告白した日。そして頬にキスをした日。
Aは
A『このまま時が止まればいいのに』
という寝言を言った。
しかしそのあと…
・
・
・
伊沢『A、…月が綺麗ですね。』
A『…このまま、…時が…止まれば…いいのに…』
伊沢『っ!/////』
A『そ…う…』
…えっ?
伊沢『みず、かみ?』
なんで水上の名前が…
A『颯。…好き。大…好き。』
言葉が出なかった。
それと同時に腹もたった。
なんで。なんで水上?って。
だから、俺は頬にキスをした。
少しでも、俺を見て欲しくて。
そしたら、水上がすごい顔して立ってて。
俺はもう、おちゃらけるしかなかった。
そうして話しているうちに、Aがなんで水上を選んだのかがわかった。
水上は俺よりもっと、ずっと、Aが好きで。
俺よりもっと、ずっと、Aを大事そうに見ていた。
正直、負けた〜!って思った。
そう思った瞬間、怒りも自然となくなった。
・
・
・
こういう2つの理由があって、わざと嘘をついて家を出てきた。
水上に頑張れよって言ったとき、本当はお互い頑張ろうなって言うつもりだった。
でも、なにか違う気がして、やめた。
伊沢『あぁ〜。なんか、あっけなかったな…(笑)』
俺の声が静かに昼の空に消えていく。
家を出てから、30分がたった。
空には綺麗な、昼の月が浮かんでいる。
・
・
・
少しだけ、泣いた。
77人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
颯利(プロフ) - ももさん» 本当にそうですよね〜…惚れ惚れします(笑)ぜひ、理想のシチュエーションをリクエストで応募くださいませ♪ (2018年1月14日 18時) (レス) id: 9eac3c9707 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 東大王の鶴崎さんと伊沢さんと水上さんにやられました。 あの3人はヤバイぐらいかっこいい! (2018年1月14日 9時) (レス) id: 767566c530 (このIDを非表示/違反報告)
颯利(プロフ) - 伊沢さんのファンさん» ありがとうございます(笑)今日も1颯2鶴3伊沢をしてしまった…中毒性があります(笑)これからも颯爽に。をよろしくお願いします! (2018年1月3日 22時) (レス) id: 9eac3c9707 (このIDを非表示/違反報告)
伊沢さんのファン - 1颯2鶴3伊沢!共感しかない笑笑 (2018年1月3日 22時) (レス) id: 91349a52ae (このIDを非表示/違反報告)
ネネ(プロフ) - 颯利さん» やられましたー瞬殺ですw小説楽しみにしてまーす。更新頑張ってくださいね!!応援してます! (2018年1月3日 14時) (レス) id: 53988823ae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:颯利 | 作成日時:2017年11月11日 0時