思ひ出箱。 (ページ1)

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思ひ出の種編ページ1

思ひ出箱。

～思ひ出の種編～

魔法がもし、本当に使えたら…？
そんなん言うやつはいないでしょ！？
だってこの世は魔法で溢れかえってる！

僕、名前はやばいほど長いっ！けど、皆は略してワカバって呼ぶ‼僕の通ってる学校は「私立魔法強化育成学校。」成績は中の下くらい！でも、仲の良い友達もいるし、いつか自分の魔法で皆を救いたいんだ！

「おい、ワカバ、行くぞ。遅刻する…。」
あ、また妄想してたかも!!この、結構な無口な友達は飛鳥。

「また、ヒーローになる夢考えてたのっ！？うちも、相棒でなってやんよ！！」
この、元気な、女が惚れる女。顔もイケメンの女子はツバサ。

飛鳥「本当に、下らない…。遅刻する奴に世界が救われるとか？ありえると思う？(ﾆﾏﾆﾏ」

嫌味まじりで飛鳥が言って、ニマニマと、俺を見てくる。

ワカバ「飛鳥酷くないっ！？大丈夫だし!!てか、飛鳥に夢ってあんの！？」

そういえば、知らなかったなぁと思ったことを口にする❗

飛鳥「はぁ？あるに決まってんだろ！」

当たり前だわっとでも言う風に少し切れ気味で言われてしまった。

ツバサ「うちもうちも！あるよ！」

突如として会話に入ってきてしかも、こいつに、夢？そこに驚きが隠せない。

ワカバ「え！ツバサにもあったの！？そこに驚くんだけど！？」
　
どうしても理解できないっ！なにも考えてなさそうなのに！！

ツバサ「あるよ！？」

飛鳥と僕の反応を見て、大きな声で言う。

飛鳥「こんな、何も考えて無さそうな奴にも夢ってあるんだな…。まあ、夢って見るのは自由だもんな。」

まるで、実現できないかのように飛鳥は言う。

ツバサ「てか！ワカバよりは成績はいいからね！？」

ここで僕の話を持ち出してくる！？

飛鳥「ツバサ、ワカバより上なのは当たり前だから。頭大丈夫？」

まるで、僕が魔法全然使えないやつみたいに言ってくる❗まぁ、実際そうだけども！？

ツバサ「ごめん、ワカバと比べるなんてうちもどうかしてたんだね…、大丈夫やんよ！」

まるで、僕と比べるのが普通じゃないかのように二人はいう❗

ワカバ「何？今、僕ケンカ売られてるの？(ﾆｺﾆｺ」

精一杯の笑顔で二人に質問する。

ツバサ「売ってないんよ！」
飛鳥「売ってる。」

二人同時に声を揃えて言った。

ワカバ「飛鳥？何て言った？売ったの？あ？」

立ち止まって、飛鳥に掴みかかろうとしたとき
　ﾊﾞﾝｯ!ｷｰｰｰﾝ
耳をつんざくような不可解な音がした。

Ｐ)始まりました！