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｢飛貴、ホームルーム終わったけど…｣
｢えっ、もうそんな時間？｣
｢っ、しっかりしろよ｣
｢那須こそ、どうするんだよ家の母さんが心配してるから今日泊められないけど｣
｢……帰ろっか｣
微睡みの中の生ぬるい電車のつり革を掴んだ
周りにいる制服を着た女子高生はこちらを見てキャーキャーと言って耳が痛いが今日はそこまでいらつくこともない
《家に帰る》
こんな当たり前で簡単なことができない
夕方の満員電車を降りた時には無駄な緊張でワイシャツが少し透けるほど汗をかいていた
飛貴と別れ、マンションの最上階へ登る
指紋認証のドアは
久しぶりの俺を何事もないかのように鍵を解く
こんなんで防犯になるのかと思いつつ重たいドアを開くと黒のフローリングに目がいった
冷たい床に足をつけた瞬間立ちすくんでしまいそうなくらい辛く目眩がした
これはもう
病気なのかもしれない。
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紫しんごう - お話の展開が「え！そういくの！？」 ていう感じで、面白いです！ ゆっくりでいいので更新、頑張ってください！！ （^0^） (2018年6月11日 19時) (
レス) id: dd56ce7aba (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 紫しんごうさん» ありがとうございます(涙)ずっと話に自信がなくて更新していませんでした。待たせて本当に申し訳ないです、これからも頑張って更新するのでよろしくお願いします。コメントありがとうございました(^_^)♪ (2018年6月10日 23時) (レス) id: b6de816747 (このIDを非表示/違反報告)
紫しんごう - このお話、大好きです。 なので頑張ってください。 応援してます。 (2018年6月10日 7時) (レス) id: dd56ce7aba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃおたん | 作成日時：2018年4月20日 22時
