妄想こばなし。 (ページ4)

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･無自覚なのはページ4

… やってしまった完全に言い過ぎた。

どっちが悪いかなんてわかりきってる

勝手に嫉妬して怒って逃げてきたのは私だ、

そんなこと今更思ってももう遅い。

1人寂しく日が暮れかけた道を歩く

呆れられたかもしれない嫌われてしまったかもしれない
捨てられてしまうかもしれない

頭の中はネガティブ思考がフル活動
涙が出てきそうだ

「… あれ？なにしてんの」

ふと聞こえた声目線をあげると … じんくんだ

いつも通りの笑顔で話しかけてきてくれる

じんくんのこの安心感はなんなんだろう、

え、泣いてんの？何があったのって慌てながらもじんくんは近くにあった公園のベンチに座らせてくれて落ち着いてって声をかけてくれる

じんくんは何も言わずただ泣きながら話す私の背中を優しくさすってくれながら聞いてくれた

「落ち着いた？」

「ん、大丈夫、｣

「今日みたいになんかあったらさ俺んとこおいで
話なら聞いてあげれるし存分に甘やかしてやるから｣

そう言われてふわっとじんくんの香りに包まれる

やっぱり安心する、この感じ。

「ありがとうねさすがじんくん」

「俺はそれしかできないから、こうやって傷つくくらい思われてるアイツが羨ましいよ」

聞こえるか聞こえないか、
そっとそう呟いたじんくんの体が離れる。

どういう意味、なんだろうか。

少しの沈黙…