俺様上司 〜登坂広臣〜

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剛典と私の行きつけのBAR。

ここのマスターと店員は剛典の古い知り合いらしい。




健二郎「 岩ちゃんとA、なんで最近、こんかったん？」




関西弁のこの人こそここのBARのマスター。

剛典以外に話をすることが出来る人の一人でもある。



剛典「 …色々忙しかったんすよ。笑」


「 そうそう、ごめんね健ちゃん。」





健二郎「 ええよ。笑

おお、ELLYおかえり。」



ELLY「 うぃーす。

久しぶり！Aと岩ちゃん！！」



「 久しぶりえりくん。」


剛典「 ELLY！！」






剛典なんかえりくんと熱い抱擁をしてる。笑


この2人の人柄で

なかなか常連さんのお客さんも多い。
…一見さんも入りやすい店構えになってるから

剛典から紹介してもらった時も入りやすくて

雰囲気にもすぐ慣れた。







2人と今までのことを話しながら

お酒も進む。




「 私ね〜、好きな人？っていうか気になる人がいて〜」


健二郎「 …飲みすぎやって。A。」


剛典「 …俺は、大丈夫。笑」




健ちゃんと剛典のアイコンタクトと会話の意味もわからず

酔った私は話を続ける。



「 すごく俺様で、すごく女好きで最低なヤツで

…でも優しくてなんでも出来そうだけど
本当は不器用で、私が支えたいって思う。」






…こんなにも素直になれるなら普段から素直ならいいのになんて、後で

剛典に話を聞いて顔が真っ赤になった話。








カランカランと鳴ったお店のドア。

…意識が遠のいて行く中で

馴染みのある匂いと優しい声。





誰か分からないけど

…私はこの人が好き。









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