登坂っぷるの日常。

◎ 浮気？ ページ22

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風邪が治ってまた忙しくなった広臣くん。

帰ってきても日付を跨いでることが多くて

起きて待っていると、

びっくりした顔で寝てていいよなんて言われてしまった。




…朝ごはんは食べてくれるけど

前みたいに私を膝の上に乗せることがなくなった。


そして、夜ご飯はいつも私1人。

作っても食べてきたなんて言われて

…捨てるのはもったいないから作らなくなった。





直人に頼りたくても頼れなくて。

また、いつものように1人でご飯食べてテレビを見ていると

珍しく広臣くんが帰ってきた。






「 おかえり！広臣くん、」


広臣「 …あぁ、」




ただいまも言わずに、私の横を通りすぎた。

いつもは私を抱き締めてくれるのに。




その後に漂ってきた広臣くんじゃない甘い香り。

…これ、絶対女の人の香水だ。





引き返して、着替えてる広臣くんの前に出る。


「 …ねぇ、広臣くん。

私に隠してることない？」



広臣「 …いきなりなんだよ。

疲れてんだよ、ほっといて。」





ぶっきらぼうに吐き捨てて

お風呂に入っていった。








…私、別れるのかな？

そんなの嫌だけど、広臣くんが私に飽きたんじゃ仕方ないよね。


アレもしないから？

付き合って間もないとき、そいうことはお前の気持ち次第でいいから。



なんて言ってくれてたのに。






…涙が出てきて

ソファで掛け布団に潜って泣いてたら

いつの間にか寝ていた。








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