生い立ち ページ19
産まれは都会でも田舎でもなく、
遊ぶところも沢山あるし、人口も都会ほどではないがそこそこ多い方であった。
前世の記憶をいつ思い出したのかハッキリとは覚えていない。
極普通の家庭に産まれ、公立の学校に通い、
勉強はあまり出来なかったけれど
運動神経は前世の残りか学校で有名になるほどよかった。
面白くもない普通の人生を歩んできたけど、
三人ともずっと静かに相槌をうちながら聞いてくれた。
「ごく普通に生活してたんですけど、高校のときに芸能関係の方にスカウトしてもらって」
「…え〜！すご〜い！可愛いものね、Aちゃん！」
ね？ね？と、伊黒さんと実弥さんに交互に同意を求める師範が可愛くて面白くて思わず笑ってしまった。
「本当は興味なかったんですけど、表に出る仕事をすれば、誰かに会えると思ったんです。」
「そうなのね」
「高校中退して、こっちに出てきて、モデルの仕事を始めました。」
「え、そうしたらAちゃん雑誌とかに載ってたの？」
「えっと、そうですね」
「嘘！？知らなかったわ〜。伊黒さん知ってました？」
「いや、田舎だからな、本屋もあまりないし。…というか、本当にそろそろ下の名前で呼んでくれ」
「あ、あははははっ、ごめんなさい。」
恥ずかしそうに頬を赤らめる師範。
そんな師範に、俺もこの前電話で言ったわ、お前も伊黒だろ、って。
なんて実弥さんの言葉に更に頬を赤く染めた。
「あ〜！穴があったら入りたい気持ち」
柱たちのこんな会話。
懐かしく、変わらない関係性にとても安心感を覚えた。
「…まあ、私達は知らないとして、不死川さんは知ってたの？Aちゃんがモデルだったこと」
その師範の問いに、少し間を置いて、あぁ、と返事をする実弥さん。
「え！？知ってたの！？」
そして驚く私。
まさかたったの一年半の短いモデル人生で、実弥さんが私を知ってるとは驚きだった。
「まあでも、見たのは一度きりだ」
「そう、ですか…」
それからモデルを辞めた話、今現在何をしているか、実弥さんにも言ってなかったから自分を知ってもらうために、私からすれば細かく話した方だと思う。
働いてるお店の名前まで言ったしね。
実弥さんから聞いてこない限り、
自分のことは話せなかったから
話すきっかけをくれた師範には本当に感謝しかない。
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苺 - 富岡じゃなくて冨岡ですよ ！あと私、実弥さん好きなのでめちゃめちゃこの作品好きです !! (2021年2月28日 14時) (
レス) id: 8cc7755bea (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - 唯梨さん» 嬉しすぎるお言葉！煉獄さんのはぱっと思いつきで(笑)またいらしてください！ (2021年1月22日 16時) (レス) id: 3d4a15fd31 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - bell103ntさん» 嬉しすぎます！完結に向けて頑張りますね！ (2021年1月22日 16時) (レス) id: 3d4a15fd31 (このIDを非表示/違反報告)
唯梨(プロフ) - キュン死しそうです…！煉獄さんのあだ名が残り物掃除機なのめちゃくちゃ笑いましたww！更新楽しみにしてます！！ (2021年1月22日 16時) (レス) id: 10a0ab61a8 (このIDを非表示/違反報告)
bell103nt(プロフ) - 通知来るたびに速攻で来てます！！！任せてください！笑 (2021年1月21日 16時) (レス) id: b46ea41f08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結愛
| 作成日時：2020年12月31日 14時
