甘い時間 ページ13
「美味かったわ、ご馳走さん」
「お粗末さまです」
そう言うとAは食器を片付け始める。
なんかあれだな、結婚するとこんな感じなんだよな、
毎日こいつがいる家に帰れるってすげぇ幸せだわ、
なんて一人そんなことを思っていた。
「…片付けぐれぇ俺がやる」
「いやいや何言ってるの！？主役は座ってて！」
「いやでもよぉ」
「そんなにないし、…ね？」
なんてもう洗う気満々で水出し始めたし。
「悪ぃな」
「美味しそうに食べてくれてそれだけで嬉しいから！」
愛しいなぁ。こいつの笑った顔。
立ち上がり、Aの側にいく。
お皿を丁寧に洗ってるAを後ろからぎゅっと抱きしめた。
「…わ、ビックリした」
「……」
「実弥さん？…どうしたの…？」
「なんでもねぇ」
「甘えたい気分？」
「……。……あぁ。」
「…本当にデレだね、」
「うっせぇ。」
結局洗い物が終わるまでAを離さなかったもんだから、すげぇやりづらそうにしてたけど、
Aはいつだって、そういうのを何も言わずに受け止めてくれる。
別に、後でね、とかちょっと待ってね、とか言えばいいのに。
いや言われたところで引き下がらねぇんだけど。
「あ、実弥さん。スイーツあるよ、食べる？」
洗い物が終わり、後ろからハグしている俺の手を握ってそう問いかけるA。
俺もAも甘党だから、俺が来る時は必ずそういう類のものを買ってきてくれているA。
でも今は……。
「…A……。」
ゆっくりとAを俺の方に向かせて
その可愛い唇にそっとキスを落とす。
まぁこうなると普通に止まんなくなる。
一生懸命に俺についてくるAは可愛いし
きゅって俺の服の裾を掴むAも可愛い。
そして俺は健全な二十代前半の男。
キスをしながらAをベッドまで連れていく。
そのまま押し倒せば、唇以外の場所にもキスを落としていく。
何度も何度も俺の名前を呼ぶ愛しい声。
だから、なかなかその行為を終わらせてやれねぇ自分がいる。
その姿をずっと見ていたいから。
「…実弥さん、大好きだよ」
途中、俺の目を見てそう言ってくれるAを
きつくきつく抱きしめた。
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結愛(プロフ) - 唯梨さん» 嬉しすぎます、体調不良で更新止まっててごめんなさい。最後までお付き合いいただけると嬉しいです！ (2021年2月20日 16時) (
レス) id: 3d4a15fd31 (このIDを非表示/違反報告)
唯梨(プロフ) - 不死川さんめっっちゃかっこいい…っ！更新楽しみにしてますっっ！ (2021年2月20日 15時) (レス) id: 10a0ab61a8 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - 柚葉さん» 切甘になっちゃいました。コメント凄く励みになります、ありがとうございます！ (2021年1月31日 22時) (レス) id: 3d4a15fd31 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉 - 涙でスマホがヤバいことになりました。不死川さん切なすぎる！ (2021年1月30日 13時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - さねみん推しさん» 変更させていただきました。 (2021年1月29日 23時) (レス) id: 3d4a15fd31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結愛
| 作成日時：2021年1月29日 20時
