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９１杯目【 過去編 】 ページ41
あぁ、この子はなんでこういう時に限って勘が鋭いんだろう。そんなこと言われたら、誰にも言ってなかった本音が全部出てしまいそうになる。
【 今から言うこと、柴山ちゃんは全部受け止めてくれる？ 】
柴【『もちろんです！』】
柴【『Aさんの全部を受け止める覚悟で電話してますから！』】
【 はは、頼もしいね笑 】
【 ……柴山ちゃん、私ね 】
【 私、本気で人を好きになったことないんだ 】
【 だから、好きがどういう気持ちなのかまだ知らない 】
【 アキくんを好きだって言ってるけど、これが本当に 】
【 恋愛感情として好きなのか分からない 】
【 ふっかのことも、向こうが好意を寄せてくれているから 】
【 私も気になってるだけかもしれない 】
柴【『はい』】
【 もしかしたら、そばに居てくれるふっかに 】
【 依存してるだけなのかも 】
【 そう考えたら、告白して無事に付き合えたとしても 】
【 依存対象が別にできてしまったら、ふっかのこと 】
【 もうどうでもよくなっちゃうかもしれない 】
【 ……元カレが、そうだったから… 】
【 私は元カレに依存して付き合って、3年半付き合ったうち 】
【 約2年半は元彼に気持ちなんてなかった 】
【 それと同じになってしまう気がして、怖い 】
柴【『Aさん…』】
【 ねえ柴山ちゃん 】
【 好きって、なに？ 】
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作成日時：2023年6月4日 0時
