４０曲目 ページ40
向「よし、これでおっけい。エアドロの機能オフにしたで」
渡「ありがとう」
阿「それで、ふっかと照が言ってる“嘘”に話戻るけど、仮にAちゃんが翔太のストーカーと会ったとして、暴走したトラックに撥ねられて生きてるって奇跡に近いじゃん？もし細工したのもそのストーカーなら、Aちゃんのこと殺そうとしてたってことになるよね？」
深「うん、殺そうとしたんだよ。みっちゃんのこと」
岩「でも失敗したから、Aちゃんが目を覚ました時に脅して記憶喪失のフリでもしろって言ったんじゃない？ストーカー的には、Aちゃんが死ななくても翔太との記憶をなくしてしまえば、もはや死んだも同然だからね。」
佐「脅されたってさ、Aちゃんはなんて言われて記憶喪失のフリしてるの？」
深「それは分かんねぇけど、みっちゃんが従うくらいの脅しってことは、翔太絡みなんじゃない？」
岩「まぁこれはあくまで仮説。Aちゃんが本当に記憶喪失になってる可能性もあるけどね。」
渡「…………」
深「とりあえず、明日からみっちゃんのお見舞い行こうぜ。 どうせ記憶喪失って分かってから行ってないんでしょ」
渡「…っ、」
宮「1人が辛いなら俺らも行くよ。さすがに全員だと多すぎるから、何人かに分けて」
目「そうだね。明日は俺仕事だから、行けないけど…」
阿「俺午後から空いてるから一緒に行こ」
岩「俺も午後からなら行ける」
ラ「じゃあ、明日は岩本くんと阿部ちゃんがしょっぴーと一緒に行くってことで！」
渡「俺は、」
佐「翔太。辛いのは翔太だけじゃないんだよ」
渡「…！」
佐「ふっかと照の仮説が正しくても、正しくなくても、Aちゃんだって辛いと思う。もし覚えてる状態で嘘をついてるなら、翔太に嘘ついてることが辛いだろうし、もし本当に記憶喪失で、翔太の事を忘れてしまってるなら、翔太の辛さと同じくらい、Aちゃんだって辛いと思う。…覚えてないから辛くないなんてない。記憶がなくなってても、心が覚えてたりするもんだよ。 どっちにしても、辛くても、翔太はAちゃんのそばに居てあげるべきだと思う。」
渡「佐久間、」
佐「んま！俺も明後日なら一緒に行けるし、明日は照と阿部ちゃんがついてんだから大丈夫！頑張ってこい！笑」
深「佐久間、いいこと言うじゃん」
佐「にゃははw 佐久間さんだって言う時は言うんだよ！」
渡「……佐久間、」
佐「ん？」
渡「…ありがとう、」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 511人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2023年9月17日 15時
