おまけ 2 ページ30
「じゃあ、私ウエディングドレス着替えてくるね」
Aがそう言ってから十数分。 ウエディングドレスって着るのは大変でも、脱ぐのは楽じゃないの？と思いつつ、メンバーに様子を見てくると伝えて、Aの控え室に向かってドアをノックする。
深「A？ 大丈夫〜？」
ドアの外側から声をかけると、ガチャと扉が開いて私服に着替えたAが出てくる。
深「なんだ、着替えてんじゃん。」
「ごめんごめん笑 ウエディングドレスなんて着ること滅多にないからさ、ちょっと名残惜しくなっちゃって…笑」
深「A…」
「あ、もうみんな準備できてるよね！？ 早く行こ！」
深「……ウエディングドレス、」
「え？」
深「俺がまた絶対着させてあげる」
深「だから、今度は役とか撮影じゃなくて、本当の結婚式しよ？」
「っ、ばか…早く行くよ！」
そう言って俺の隣を通り過ぎて先を歩く。
流石にらしくなさすぎたかなって気にしてたら、立ち尽くす俺のところに戻ってきて「約束だから、破ったら許さないっ」なんて顔を真っ赤にさせて言ってくるA。
ダメだ。予定変更。
そんなかわいい顔、メンバーにも見せたくない。
深「帰ろ。A。」
「えっ、でもご飯…！」
深「俺が食べたいもの、でいいんでしょ？」
深「だったら俺は、Aが欲しい」
「っ！」
深「十数年我慢したんだから、もういいでしょ？」
「……やさしく、、ね、？」
深「もちろん」
保証はしないけど、ね❓わら
恋愛対象外・恋愛対象外…? 𝑭𝒊𝒏.
終わり
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作成日時：2023年9月6日 19時
