おまけ 1 ページ29
Aとめでたく付き合うことになって数秒後。
深「今日、家行っていい？」
唇を離したあと目を見つめて聞くと、意味がわかったのか頬を赤く染めてあたふたするA。
俺の言葉や行動にいちいち反応する姿が可愛らしくて、あぁ…彼女になったんだなと、あらためて実感していると「ちょ、今押したら＿＿＿！」なんて聞き覚えのある声と共に、控え室の扉が開いて、男8人が雪崩のように崩れてくる。
8人「あ…」
深「………………なにしてんの？笑」
さっきからなんか物音するなとは思ってたけど、
「みんな、大丈夫…？」
深「なぁに？俺らに隠れて、コソコソ盗み聞き？笑」
佐「いや、あの、これは！」
阿「佐久間！佐久間が見に行こうって！」
佐「阿部ちゃん！？！？」
やばいと察したらしい阿部ちゃんが、早速佐久間を売る。
「みんなで一緒に行こうって言ったじゃぁん！！」って佐久間は言うけど、みんな佐久間と目を合わせないように明後日の方を見てる。
「でも、言い出しっぺはさっくんでも、それに便乗したからみんなここにいるんだもんね？」
卑怯者ー！と叫ぶ佐久間を可哀想に思ったのか、優しい声で他7人を詰め始めるA。 声は優しいけど、ニコッてした顔が怖い。
向「っ〜、結魏さんごめぇん！！2人の様子が気になってしもて…」
Aの怖さにつられて最初に謝ったのは康二。その後を続くようにみんな白状して、俺らの会話を盗み聞きしていたことを認めた。
深「まぁ、認めさせただけで何かあるわけじゃないんだけどね」
佐「そうなの！？」
向「なんかあるんかと思ったやん！」
「え、じゃあ盗み聞きしていた悪い人たちにはご飯奢ってもらおうかな？」
阿「結魏さん、罰がかわいいな笑」
目「何食べたいですか？奢りますよ」
深「ちょいちょい、めめ距離近いから！」
渡「おれ鮨食べたい」
深「なんで翔太が食べたいものになってんの？翔太奢る側だからね？笑」
宮「翔太が食べたいならお鮨行こう」
深「いやだから、なんで奢る側が食べたいところに行くわけ？笑」
ラ「わぁ！お鮨食べたくなってきた！」
もう何なのこいつら、笑
岩「Aちゃんはどこ行きたい？」
「私は辰哉が食べたいものでいいよ」
「辰哉がいるならどこでもいいもん」
うわ、何この子…そういうこと言っちゃう、？
そんなん言われたら、今すぐAのこと…
向「それ以上はアウトやで！」
深「なんでだよ！笑」
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作成日時：2023年9月6日 19時
