ep.70 ページ20
「たつ〜…」
早起き組とやり取りしている最中、目を擦りながらまだ眠たそうなAがリビングに歩いてきて、ソファにもたれかかる俺の隣にぼふっと座り、肩に頭を乗せてくる。
まだ眠いなら寝てていいのに…笑
深「おじょーさん、まだ眠いんじゃないの？笑」
「んん…」
深「んー？」
「ねむぃ…」
深「うん。だろうね。ぽわぽわしてるもん笑」
深「もうちょい寝てきな？」
「んーん…」
深「寝ないの？」
「ん、」
深「でも今にも寝そうだよ？笑」
「たつがとなりにいるとねむくなる、」
ふにゃふにゃした話し方で言葉を紡いでるAが、いつもと違うくてめちゃくちゃかわいい。
なんか…昔のAって感じ？
てか、俺が隣にいると眠いってなに？
なんなのその可愛い理由…笑
深「じゃあ20分だけ肩貸してあげる」
「にじゅっぷん、、？」
深「ん。俺9時には事務所行かないとだからさ。8時過ぎにはお風呂はいって準備しなきゃ」
「じむしょ、、わたしもはなさないとだ……」
深「一緒に出る？って言いたいところだけど…Aの事務所とうちの事務所方向が違うからなぁ…」
「だ…よね、」
昨日のこともあるし、なるべく1人にさせたくないんだけど、どうしよっか… 事務所まで連れてく？
いや、てかそもそもAの今日のスケジュール何も知らないんだけど、これマネージャーとかってどうなったんだろ。
深「うーん…」
「たつ？」
深「A、今日のスケジュールは？」
「ドラマ撮影…と、雑誌の撮影、」
深「ドラマは俺とのやつだよね？」
「うん…夕方からのやつ、」
深「雑誌の撮影は何時からなの？」
「13時から、」
深「じゃあ午前中はフリー？」
「うん、だから事務所に話すなら午前中かなぁ、」
深「……午前中フリーならさ、一緒に事務所行かない？」
「え、？」
深「個々で話すより、2人で話した方が食い違いも起きないし、いいと思う。俺もそっちの事務所行くからさ」
「でも…」
深「俺今日は夕方までフリーなの。だからAのそばにいることできるよ。」
「そんなの、辰哉に悪いよ…」
深「俺がAのそばに居たいの」
「っ、辰哉って…そんなストレートに言う人だっけ、」
深「ストレートに言わないと、Aには伝わんないって分かってるから」
「あ、、ぅ、、」
深「あと…Aとこれから先もずっと一緒にいたいって思ってるから。」
「え、」
深「結婚も、視野に入れてるし」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 489人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2023年9月6日 19時
