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ep.68 ページ18





翌朝。時間を見てみればまだ7時半。なんとなくそのままスマホを見ていると、どこから聞き付けたのか、昨日の事件が記事になっていた。Aの名前はもちろん、俺の名前も記載されていて、なんなら阿部ちゃんたちの名前まで。

事務所にもまだ話せてないのに、状況が事細かに書かれていて、なんだか気味悪い。 昨日のことを知ってるのはドラマ関係者と阿部ちゃん達、あと警察か。 でも俺らの動きまで詳細に書いてるってことは、警察内の誰かが情報漏洩したって感じ?

まぁ今日事務所に話したあと、事務所を通して昨日のことを発表される予定だったから、このまた数時間後には正式に発表されるだろうな。



「……ん、たつ……?」


深「おはよ、A」



隣で眠っていたAが目を覚まして、ぽやぽやした様子で俺を見つめる。

昨日、ソファで寝ようとしたら、怖いからって結局一緒のベッドで寝た。 まぁ寝たって言うか、正確には俺あんま寝れなかったんだけどね?



深「昨日のこと、もう記事になってたよ」


「んぇ…なんで…?」


深「わかんない。けど事細かに書いてあった」
深「まぁ今日事務所に話行く予定だったし、とりあえず用意しよっか」


「んん……」


深「まだねむい?笑」


「ねむい、」


深「珍しいね、朝強いAがぐでたまみたいになってんの笑」


「ん〜…ぐでたまぁ」



かわいい、



深「俺顔洗ってくるから、起きれそうだったら起きといで」


「んー、わかったぁ…」


深「ん」



ヨシヨシと頭を撫でたあと、ベッドから抜け出して洗面所へ。

バシャバシャ顔を洗ってタオルで拭き、リビングに戻ったあと再びスマホを開くと、早起き組が記事を見たのかグループLINEが稼働していた。

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設定タグ:深澤辰哉 , SnowMan   
作品ジャンル:恋愛
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作成日時:2023年9月6日 19時

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