青葉城西高校のマネージャーは。【川西太一】Vol.2

6話 矢巾。 ページ9

矢巾side


なんで、こうなってしまったんだろうか。最近そんなことを毎度考える。
圧倒的信頼度をもつ及川さんと岩泉さんがどうしてマネージャーであり、同級生である藤咲さんを責めるんだろう。

というより、知らないだけか。



矢『きっと松川さんならそうはいかない。

黒角が思ってるより及川さんはちょろいだろうしなんか言えばすぐお前につく。
でも松川さんはお前が思ってるより手強くて、藤咲さんを大切に思ってるから』

黒『松川さん1人が味方だろうが敵だろうが変わんないよ(笑)藤咲A。

あの人多分いなくなるよここから。もう少しの先輩との生活楽しんで矢巾♪』



ここからいなくなるってなんだよ。じゃあなに？これはその予兆かなんかか？



息が、苦しい。詰まりそう。


自分が責められてるわけじゃないし自分が何かしでかしたわけじゃない。
その全てが藤咲さんへの言葉だから、それが苦しい。




体育館中の酸素が今にもなくなりそうで、息がしづらい。


及川さん、国見に言われたじゃないですか。
全然、守れてないじゃないですか。

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