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イカリソウの花言葉/___
西「はいどうぞ〜」
鈴宗「お邪魔しまーす!」
そう言って茅乃は定位置のソファーに座る。
西「今ビール切らしてて お茶しかないけど...」
鈴「大丈夫だよぉ〜」
キッチンからグラスとお茶を持っていく。
西「...茅乃?どうした固まって___」
鈴「.......ねぇ宏太朗、これ誰のピアス?」
ドッ 汗が吹き出たような気がした。
茅乃の手にあるのは紛れもなくAのピアスの片方。加えて、Aが1番大切にしているだろうピアス。
西「.....一ノ瀬ちゃんのかな?この前今やってるダンスメンバーとここでご飯食べたから...」
いつものトーンで、顔で。息をするように嘘をつく。
鈴「そっか。ねぇ、宏太朗、私の事好き?」
西「っっっ!!! うん、好きだよ?」
鈴「ほんと?」
西「好きじゃなかったら付き合わないから。ごめんね 勝手に一ノ瀬ちゃん呼んじゃって」
こんなところで使っちゃダメだよなぁ。声優の声(笑)
鈴「抱きしめて」
西「ハグでもキスでも」
そう言って強く抱きしめる
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ねぇ宏太朗、どうして?
どうしてそうやって抱きしめてくれるの?
私の事好きじゃないくせに。もう飽きてるくせに。
はっきり一ノ瀬さんの方がいいって言ってくれたら私だって潔く離れてあげるのに。
馬鹿な男。
だから私は貴方のその思いを利用する。
私は宏太朗が大好きだから。
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作者名:卯月 | 作者ホームページ:https://instagram.com/uge__tsu04?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ==
作成日時:2023年6月14日 20時