バラとシレネ。2 (ページ14)

今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:6,290 hit

13 ページ14

＿＿＿＿一縷(いちる)/極めてわずかなつながり。絶えようとするさま。

西山side

A「ねぇどういうつもりなの。正気？」

ステージから降りたあと、案の定聞かれる。

西「＿＿＿いや、普通にあーゆーの必要かなって」

A「いい加減にしてよ、なんでそういうことするの？せめて私じゃない人にしてよ、！」

わかってる、ごめん

西「それは...たまたま近くにいたから」

A「私なんてどうでもいいんだったらいちいちそんな事しないで！迷惑なの！！」

迷惑。そうだよねわかってる。Aにはヨシキがいる。頭では理解出来てんだよ

西「でも、「やめて」！！」

A「お願いだから、もう近くにいないで、関わらないで。

明日も、ただのダンサーとしてステージに立たせて」

そのはっきりとした拒絶に、なんだか、心が折れた気がした。

もしかしたら、また笑い合えるかななんて思っていたけれど、

それはあまりにも遠く、

不可能に近い俺の望みだった。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
皆様こんばんは卯月です❕
1年間お疲れ様でした！そして『バラとシレネ。』を読んでいただき本当にありがとうございます!(´▽｀)

なかなか構成が難しくて四苦八苦していますが読んでくれる皆さんの反応が励みになっています✨

これからも応援よろしくお願いします🙇‍♀️

ではよいお年を〜👋🏻゛