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第七話「十二鬼月と名乗る者」 ページ13

やっと本編更新!お待たせしました…相変わらず借りております(笑)

ーーーーーーーーーー
レミリアは屋敷を半壊させた正体を探る。どこかでテンテンチリンと音がする。

どうやら足元から鳴っていたようだ。見るとそれは何の変哲もない鞠だった。


「…鞠?」


鞠にこんな破壊力あったかしらと首を傾げる。


「キャハハッ、矢琶羽の言う通りじゃ、何も無かった場所に建物が現れたぞ!」

「何も無かった…?」


レミリアは何も無かったという言葉に引っかかった。

レミリア達がここに来た時、なんの違和感もなくここに来たのだ。

壁なんて最初から無かったように。


「おわっ!」


鞠つきの鬼の言葉に呆けて(ほうけて)いたら突然鞠が不規則的に動き出した。

下から上に、上から右下にと、まるで何かに操られているように動いていた。


「炭治郎と言ったな!」

「ああ!」

「手短に言う!あの鞠は操られている!
切っても無駄だ!避けながら鬼に接近することだけ考えろ!」

「君はどうするんだ!」


鞠が飛び回っている中で自分の心配ではなく他人の心配をする炭治郎。
レミリアは呆れた。自分の命を優先して欲しいものだ。


「私は時間稼ぎをする。その間に妹と共闘して倒せ!」

「気をつけて!」

「まずは自分の心配でしょ。…やるか」


レミリアがこの世界にある霊力(みたいなものなのでそうとは限らない)でスペルカード、
そして自分の魔力に変換できるか奮闘していた。

すると、「お姉様!」と上から声が聞こえた。


「…フ、ラン?何で…」

「えへへ、パチュリーに転送してもらった!」


レミリアは呆れを通り越して感心していた。
いつの間にパチュリーがそんな魔法取得していたのかとか帰ったら色々聞きたかった。


「取り敢えず、事情は後で聞くわ。
私は咲夜の様子を見てくるから飛んできた鞠は“破壊”しておいて!」

「はーい!レーヴァテイン振り回していいの?」

「ダメよ!被害が拡大するだけじゃない!レーヴァテインは使わず、手で破壊して!」

「…はーい」


レミリアに言われた言葉に少しショックを受けていた。

余程暴れたかったのか既にレーヴァテインがフランの手元に用意されていたが
フランは大人しくレーヴァテインを引っ込めた。


「…お姉様の敵視している鬼はあいつかな?」


フランは木の上にいる数珠を首から提げた鬼を捉えていた。


「目玉が手にあるの?気持ち悪い…」


フランも翼とか爪とかあるから人のこと言えない。

続→←番外編「大正コソコソ噂話:会いたい」



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ear - 面白くて大好きです!!すごい文才ですよ!将来小説家で食って行けますよ← (2020年7月13日 0時) (レス) id: 555f48d754 (このIDを非表示/違反報告)
はさき(プロフ) - RSTさん» コメありですっ!!!応援ありがとうございます! (2020年6月9日 19時) (レス) id: 93e354deb4 (このIDを非表示/違反報告)
RST - 初コメ失礼しますぅぅ!応援してます!頑張って下さい! (2020年6月9日 18時) (レス) id: 6738db422c (このIDを非表示/違反報告)
はさき(プロフ) - いくらさん» 行ってらっしゃいませぇ!! (2020年5月8日 10時) (レス) id: 93e354deb4 (このIDを非表示/違反報告)
いくら - ああああ!!好きすぎてヤバイ!!!友達に宣伝してきまあす!!! (2020年5月8日 10時) (レス) id: 16c4d9d785 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はさき | 作成日時:2019年11月17日 15時

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