24 ページ24
side 19
東京オリンピック期間も終わり、俺らはゆっくり調整中。
由伸は代表やからここにいない。
……心なしか寂しそうに見えるAさんの目。
19『Aさん』
「ん?」
19『……寂しいんですか』
「え?なにが?」
19『……由伸おらんから』
「えー、わたしそんなふうに見えてる?」
19『実は』
「んもう、わたしそんな由伸でいっぱい!って感じじゃないよ?泰輔のことも見ないといけないんだから」
19『ふーん』
「………あ、そうだ」
19『?』
「わたし、……蹴りつけることにした」
19『それって……安達さんのことですか?』
できるだけコソコソ話すけど、誰かにバレへんか心配。
「……うん。わたし、ちゃんとこの気持ちに区切りをつけようと思ってるんだ」
4『おーーーー?おいおいA』
「えっ、なに周平」
……悪い勘って、ほんまによう当たる。
195人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「プロ野球」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きちでーす(プロフ) - 久しぶりの更新、ありがとうございます!続き楽しみです! (2022年3月6日 10時) (レス) @page25 id: 0950913df0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みさ | 作成日時:2022年1月20日 16時