花天月地―TH― (ページ4)

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3話ページ4

しばらく日にちがたち、

韓国についた。

今、父様が舞台を用意してくれた偉い人に挨拶をしている。

私はそれを見てるだけ。

父「今回は舞台を用意してくださり、ありがとうがざいます。」

人1「いえいえ、こちらこそ。Aさんの舞を見れるなんて光栄ですよ。」

そんなこと‥‥‥。

思ってもないくせに。
お金の為でしょ？

そう思いながら今日も着物を着て着飾る。

何の価値もないただのガラクタ。

早く脱ぎたい。
こんな汚れた姿。

「ご用意が整いました。移動してください。」

『はい。』

舞台の中心にでて

舞う準備をする。

扇子を片手に身構える。

♪〜

音楽が奏でられてそれにあわせて舞踊る。

舞っている途中である男の子と目があった。

　

なんて、きれいな目。

そんなキラキラした目で私を見つめないで。

私が汚れていると嫌でもわかってしまうから。

すぐ、まっすぐに向き直ると

私の目には観客など目にうつらなくなった。

でも‥‥‥。

どうしてあなたはいるの。

どうして、そんなすんだ瞳で私を見るの。

嫌で嫌でしょうがなくて

我慢ができなかった。

私を‥見ないで。