C10“season2”IX

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伊｢大丈夫だからそんな顔しないでよ。裕翔達なめちゃだめだよ｣



おでこの痛みがなくなったのは数十分前



裕翔と圭人が家を出ていったのは数分前



私の気持ちが恐怖に脅え始めたのも数分前



頭でわかっていても体は正直だ



高｢今回動き始めた目的もわかんないしそろそろ捕まえられるといいね。青眼｣



そう言って頭を撫でてくれるゆやくんに心が落ち着く



さっき光が持ってきてくれたココアを喉に通した



薮｢でも、なんで今回動き始めたんだろ…前回大ちゃん連れていかれた時から一年も経ってないのに…｣



急に活発化し始めている青眼にこうちゃんが首を傾げる



確かに…なんて呟いて今までの青眼を思い出す



確実な接触があったのはまだパパとママが生きていた頃



そのあとはパパとママが殺された時



会ってはないが前回有岡両親を殺したことは認めたから間接的に関わった



ここから数十年私たちと関わることは無かった



それからこの間の大ちゃん誘拐事件



そして今回…



なんで今頃と考えれば確かに謎だ



『大雑把な仮説として本当は公にならない程度で私たちの事件に関わっていた。とか』



薮｢あぁ…数年間バレないように関わってきて今年から自分達で動き始めた。か。一理あるな…｣

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