C10“season2”IX

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二｢…青眼…ですか…初めて聞いた名前のような気もしますが…何か…引っかかりますね…｣



『なんですか？その曖昧な感じは。ハッキリしてくださいよ…』



櫻｢たしかに…何かあったような…相葉ちゃん覚えてるー？｣



相｢覚えてない!!｣



松｢ちなみに私も覚えてないです…引っ掛かりはしてますが…｣



黒いファイルと白いファイルを交互に見比べる和くん



麦茶をテーブルに並べてそのままファイルを覗き込む翔くん



2人があーだこーだ言っているところを眺める私



涼ちゃんを智くんに任せるために来たついでに情報収集と少しばかりの協力を願いに来た



昔に似た事件あったよね？と呟いて和くんが立ち上がる



あ、あったかもと後に続くのは潤ちゃん



2人が分厚いファイルを持ってくる



二｢…確かこの年代だった気がする…どこだ…？｣




ペラペラめくられていくページ



この人この早さでめくって見えてんのかな…



櫻｢あっ、ストーップ!!ストップ!!｣



潤ちゃんがめくっていたファイルに翔くんが手を突っ込む



松｢えっ！なに？あった？｣



櫻｢あったって言うか…えっと…あっ、ほらこの事件の時さ大野さんが帰ってきて不思議な男見たって言ってなかったっけ？｣



“夫婦殺人事件”



その文字が目に入った

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