C10“season2”IX

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『ちょっ！…やだ！』



さらに追い打ちをかけるかのように動き始めた青眼に言葉より先に手が拳銃にかかる



銃口は笑いながらこっちを見る青眼に向いていた



青｢…あっちゃー。また賭けに負けちまったなぁ…負けた側はしっかり手を引く。じゃー命は取らない｣



頭の上に手を挙げて持っていた刀をしまいながらゆーてぃから離れる



急いで駆け寄ってゆーてぃを抱きしめてから青眼を睨んだ



青｢お前みたいなチキン野郎なら俺に刃向かえずに仲間失うと思ったんだけどな…見当違いだったわ。負けた負けた大人しく帰りまーす｣



そう言いながら背中を向けて歩き出す



その背中に向かって銃を撃ちたくてしょうがなかったがぐっとこらえる



そんなことをしてる暇があったらゆーてぃを助けないと



そう思いみ身につけていたイヤホンを叩く



激しく叩けば聞こえてる聞こえてるという伊野ちゃんの声



焦りながらもしっかりと事情を伝える



とりあえず家に向かって帰ろう



ゆーてぃを背負って歩き出す



ちーちゃんが叫ぶ声をBGMに



『…チキン野郎…か。やっぱり俺って意気地無しなのかな』



そう呟きながら自分に嫌気がさす



でも、そんな時俺に勇気をくれるのは



中｢け…いと…あ…りが…ん…と…う…俺の…ヒー…ロ…だ…っ…ね｣




いつだってゆーてぃだ



俺がヒーローなら君はスーパースターだ

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