C10“season2”IX

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猫｢ふっかーーーーーーつ!!｣



山｢うるさい!!｣



中｢山ちゃんもうるさい｣



Aの荷物を持って叫ぶ山田とそれを見て笑う裕翔



2人がお迎えに来てくれて嬉しいのかルンルンと一番前を歩くA



一番後ろで見守る俺



『おい。Aはしゃぎすぎんな。喘息出るぞ』



この肺炎がきっかけてな訳では無いが少し前から喘息認定されていた



肺炎に喘息が重なって入院することになったらしい



薮がそう言っていた



お医者さんからも聞いたんだけど俺には用語が難しすぎて何を言っているのかはわからなかった



猫｢大丈夫!!私元気だから!!｣



山｢それ理由になってねぇーよ。｣




中｢根拠皆無!!｣



楽しそうにはしゃぐ3人にはぁ…とため息をこぼす



元気なのはいい事なんだけどね…



そう思いながら苦笑いをこぼした



俺の運転で3日ぶりに帰ってきた我が家



大ちゃんに抱きしめられて嬉しそうなAを横目にリビングに入る



薮｢光、光。見て見て。鍵新しくした｣




2階に連れていかれて何事かと思えばAの部屋に着いていた鍵が新しくなっていた



『あ、鍵穴ついてる。っていうかドアごと新しくなってね？』



薮｢うん。ドア全部変えちゃった。部屋の鍵リビングの棚の中入れとくから｣



そう言って下へと降りていった



黒が基本になったドアには白い肉球が描かれていた

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